中華人民共和国海関総署(ちゅうかじんみんきょうわこくかいかんそうしょ)は、中華人民共和国において、物品等の輸出入管理及び税関事務を司る機関。中央政府が事務を直接管掌する、いわゆる垂直管理体制にあり、国務院の部(日本の省に相当)級直属機関である。海関総署、広東分署、天津特派員事務所、上海特派員事務所、41の税関、2カ所の税関学校、及び562の所管税関機関よりなる。
所管事務
- 運輸機材、貨物、物品の輸出入監視・管理
- 関税、その他諸税・費用の徴収
- 密輸取締
- 関税統計処理、その他の業務
階級制度
税関職員は、以下の5等13級の階級に分かれる。
等 |
級
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1等 |
海関総監
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海関副総監
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2等 |
関務監督一級
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関務監督二級
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関務監督三級
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3等 |
関務督察一級
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関務督察二級
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関務督察三級
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4等 |
関務督弁一級
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関務督弁二級
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関務督弁三級
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5等 |
関務員一級
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関務員二級
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海関総監、海関副総監、関務監督一級、関務監督二級は、国務院総理により任命される。
歴代署長
- 孔原(在任1949-1953)
- 王潤生(在任1980-1985)
- 戴杰(在任1985-1993)
- 銭冠林(在任1993-2001)
- 牟新生(在任2001-2008)
- 盛光祖(在任2008-2011年2月)
- 于広洲(在任2011年4月-2018年3月)
- 倪岳峰(在任2018年3月-2022年5月)
- 兪建華(在任2022年5月-)
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