中川 淳司(なかがわ じゅんじ、1955年11月16日 - )は、日本の法学者。専門は、国際法・国際経済法。学位は、法学博士(1988年)[1]。東京大学名誉教授。中央学院大学現代教養学部教授、同社会システム研究所長。アンダーソン・毛利・友常法律事務所客員弁護士。広島県広島市出身。
略歴
著書
単著
- 『資源国有化紛争の法過程』(国際書院、1990年)
- 『経済規制の国際的調和』(有斐閣、2008年)
- International Harmonization of Economic Regulation(オックスフォード大学出版局、2011年)
- 『WTO 貿易自由化を超えて』(岩波書店、2013年)
- Nationalization, Natural Resources and International Investment law: Contractual Relationship as Dynamic Bargaining Process (ラウトレッジ、2017年)
共著
- 佐野稔『先端技術と知的財産権』(日科技連出版社、1997年)
- 清水章雄・平覚・間宮勇『国際経済法』(有斐閣、2003年、中国語訳:白巴根訳、北京大学出版会、2007年、第2版、2012年、第3版、2019年)
- 下村恭民・斉藤淳『ODA大綱の政治経済学』(有斐閣、1999年)
- 『TPPコンメンタール』(日本関税協会、2019年)
- 『RCEPコンメンタール』(日本関税協会、2022年)
編著
- 『中国のアンチダンピング』(日本貿易振興機構、2004年)
- Managing Development: Globalization, Economic Restructuring and Social Policy(ラウトレッジ、2006年)
- Anti-dumping Laws and Practices of the New Users, Cameron May, 2007
- Multilateralism and Regionalism in Global Economic Governance: Finance, Trade and Investment(ラウトレッジ、2011年)
- Transparency in International Trade and Investment Dispute Settlement(ラウトレッジ、2013年)
- Asian Perspectives on International Investment Law(ラウトレッジ、2019年)
共編著
- 今野浩『ソフトウェア/アルゴリズムの権利保護』(朝倉書店、1996年)
- 橋本寿朗『規制緩和の政治経済学』(有斐閣、2000年)
- 松下満雄・清水章雄『ケースブック ガット・WTO法』(有斐閣、2000年)
- トマス・J・ショーエンバウム『摩擦から協調へ:ウルグアイラウンド後の日米関係』(東信堂、2001年)
- 小寺彰『基本経済条約集』(有斐閣、2002年、第2版、2014年)
- 木棚照一・山根裕子『プライマリー 国際取引法』(法律文化社、2006年)
- 寺谷広司『国際法学の地平』(東信堂、2008年)
- 松下満雄・清水章雄『ケースブック WTO法』(有斐閣、2009年)
- Junji Nakagawa et al., eds., The Appellate Body of the WTO and Its Reform(シュプリンガー、2020年)
- Junji Nakagawa et al., eds. A Post-WTO International Legal Order: Utopian, Dystopian and Other Scenarios (シュプリンガー、2020年)
- 米谷三以『国際経済ルールの戦略的利用を学ぶ』(文眞堂、2022年)
- 米谷三以『企業の技術戦略と国際公共政策』(文眞堂、2024年)
脚注
- ^ a b c 中川 淳司(社会システム研究所長)|中央学院大学 2022年4月閲覧
外部リンク