中島 千波 (なかじま ちなみ、1945年 (昭和20年 )10月21日 - ) は、日本画家 。東京芸術大学 名誉教授 。
人物
第二次世界大戦 戦時下 から長野県 上高井郡 小布施村 (現・小布施町)に疎開 していた画家の中島清之 [ 1] [ 2] の三男として生まれる[ 3] 。
1971年 (昭和 46年)に東京芸術大学 大学院 を修了。大学在学中の1969年 (昭和44年)の第54回院展 に「窓」を初出品、初入選。以降、数々の賞を受賞した。シリーズ作として「衆生」「形態」 などを生み出している[ 4] 。
1987年 (昭和62年)からNHK教育 「きょうの料理 」のテキストの表紙絵を3年間担当[ 3] 。
1990年 (平成2年)三溪園 臨春閣第六室襖絵「不二と桃花図」「松林図」完成[ 3] 。
1993年 横浜市民ギャラリー にて「中島千波展 - いきなり拒絶反応しないで『なんでこんな絵を描くの』と思ってくれればいいんです - 」開催[ 5] 。
1994年 (平成6年)鎌倉 鶴岡八幡宮 斉館貴賓室床の間画 「孔雀図」制作[ 3] 。
1995年 (平成7年)歌舞伎座 緞帳 「淡紅白梅」が完成[ 3] 。
2002年 (平成14年)NHK教育趣味悠々 、「花を描く 中島千波の日本画基礎講座」出演[ 3] 、有森也実 共演。
2004 (平成16年)成田山東京別院深川不動堂 の内仏殿大日堂の格天井絵が完成[ 3] 。
2005年 還暦 記念「中島千波の世界展」が日本橋高島屋 (他横浜 、京都 店等)、おぶせミュージアム・中島千波館、北澤美術館 、新宿タカシマヤ を巡回[ 6]
2006年 (平成18年)小布施名誉町民 に選出される[ 3] 。
2013年 (平成25年)2月に第十回長野灯明まつり において長野県を代表するアーティストとして小松美羽 と共に巨大灯籠を制作、善光寺 の仲見世通り に展示する。
東京芸術大学名誉教授および日本美術家連盟 常任理事を務める。
著書に「日本画の描き方」「中島千波画集」などがある。
おぶせミュージアム・中島千波館
1992年 (平成 4年)10月22日、生まれ故郷である小布施町に、中島千波の美術館 「おぶせミュージアム・中島千波館 」開館[ 3] 。
主な作品
「'92 * 眠→空」 1992年 (平成4年)おぶせミュージアム・中島千波館蔵
「樹霊淡墨桜 」 - 1993年(平成5年)[ 7]
「素桜神社 の神代桜」 - 1996年(平成8年)[ 8]
「秋桜模様」2008年 (平成20年) おぶせミュージアム・中島千波館蔵
「玉龍牡丹」 2011年 (平成23年) おぶせミュージアム・中島千波館蔵
参考文献
著書
外部リンク
脚注
^ :: 東文研アーカイブデータベース『中島清之』
^ 横浜美術館2015年「横浜発 おもしろい画家:中島清之ー日本画の迷宮」
^ a b c d e f g h i “中島千波について - 小布施町 ”. www.town.obuse.nagano.jp . 2021年1月5日 閲覧。
^ 『中島千波 』 - コトバンク
^ 中島千波展 : 特別展 展覧会カタログ 横浜市民ギャラリー中島千波展実行委員会編集 . NCID BA79243021
^ 中島千波の世界展 : 還暦記念 展覧会カタログ . NCID BA76738640
^ 文化遺産オンライン -「樹霊淡墨桜」
^ 文化遺産オンライン -「素桜神社の神代桜」
^ 国立国会図書館サーチ