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この項目では、かつて存在した自治体について説明しています。現在の中心部については「上下町上下」をご覧ください。 |
上下町(じょうげちょう)は、広島県の中東部に位置する町。かつては甲奴郡に属した。2004年(平成16年)4月1日に南隣の府中市へ編入され、府中市上下町となった。
江戸時代は旧石見銀山から瀬戸内海への銀山街道の宿場町の一つであり、天領とされ、両替商など金融業で栄えた[1]。
町名の由来
- 中心部付近が芦田川水系と江の川水系の分水嶺になっていることから。
- 分水嶺であり峠でもあったことから、峠の字から山を除いて上下となった。
- 最初の上下村になるとき、上野村と下野村に挟まれていたことから。
歴史
沿革
主な出来事
主要施設
- 翁座 - 大正時代建立の劇場
- 末広酒蔵資料館 - 上下人形(土人形)
- 真野資料館(メガネのシンノ 2階) - 火縄銃など歴史資料
地理
広島県の中東部に位置し、東は神石郡三和町(現在は神石高原町三和)、北は総領町(現在は庄原市総領町)、西は甲奴町(現在は三次市甲奴町)、南は府中市および世羅郡甲山町(現在は世羅郡世羅町)に接していた。領域は標高500〜700mの神石高原延長線上にあり、町南部が山陰方面に流れる江の川水系と山陽方面に流れる芦田川水系の分水嶺にあたる。
町の中西部上下川沿いに発達した上下の地は、近世に石州路の宿場として栄え、天領代官所が置かれて付近の中心をなした。
河川
山岳
- 龍王山(768m)
- 岳山(741m)
- 翁山(538m)
名所・旧跡
大字
※2004年3月31日当時のデータ
- 有福(ありふく)
- 井永(いなが)
- 岡屋(おがや)
- 小塚(おづか)
- 国留(くにどめ)
- 小堀(こおり)
- 佐倉(さくら)
- 階見(しなみ)
- 上下(じょうげ)
- 深江(ふかえ)
- 二森(ふたもり)
- 松崎(まっさき)
- 水永(みずなが)
- 矢多田(やただ)
- 矢野(やの)
交通
※2004年3月31日当時のデータ
鉄道
1938年(昭和13年)に福山市と三次市塩町と結ぶ国鉄福塩線が開通。町内には上下駅・備後矢野駅の二駅が出来た。
道路
国道
主要地方道
一般県道
教育(2004年3月31日当時のデータ)
小学校
中学校
高等学校
医療機関
- 上下市民病院 - 府中市と合併後に地方独立行政法人府中市病院機構府中北市民病院に移行。
町長
出身有名人
書籍
- 上下町史
- 上下町史 通史編(2003年刊行)
- 上下町史 史料編1(2001年刊行)
- 上下町史 史料編2(1998年刊行)
- 上下町史 民俗史料編(1993年刊行)
- 上下町史 民俗編(カセットテープ(弓神楽と民謡)1巻60分付)(1991年刊行)
脚注
関連項目
外部リンク