三波石

三波石

三波石(さんばせき)は、群馬県藤岡市などで産出される岩石庭石などに利用されている[1]。名称について、三波石峡にある三つの波型の石に由来すると言われるが、産出する三波川から命名されたとの説もある[1]

上毛かるた「さ」の札として冬桜と共に読まれている(三波石と共に名高い冬桜[2])。

性質

ジュラ紀末期から白亜紀初期にかけ、高圧低温(200-300度、600-700気圧)で変成した結晶片岩で、片理が発達している。変成鉱物によって色調が異なり、青緑・黄緑・白・赤などの色が付いている[3]

脚注

  1. ^ a b 三波石 sanbaseki”. 藤岡市鬼石商工会. 2024年2月8日閲覧。
  2. ^ NO.176 上毛かるた「さ」の札(2016年12月号)|るっく&WALK”. コープぐんま. 2024年2月8日閲覧。
  3. ^ 石材図鑑 変成岩類1 (三波石・武蔵青鉄平石)”. 平塚市博物館. 2011年2月24日閲覧。

関連項目