ヴァレンタイン・オーフレイム(Valentijn Overeem、1976年8月17日 - )は、オランダの男性総合格闘家。ユトレヒト州アメルスフォールト出身。ゴールデン・グローリー所属。ブラジリアン柔術黒帯。
総合格闘家、キックボクサーのアリスター・オーフレイムは実弟。
来歴
15歳からキックボクシングを始め、クリス・ドールマンの下でグラウンド・テクニックを習得した。
リングスに参戦する前の1997年に、キックボクシングルールで無名時代のレミー・ボンヤスキーと対戦したことがある(KO負け)。
日本やオランダのリングスに数多く出場。リングス KING of KINGS 1999初戦でアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと対戦し、V1アームロックで一本負けを喫した。
翌年のリングス KING of KINGS 2000では、スレン・バラチンスキー、レナート・ババル、山本宜久、ランディ・クートゥアの全てからKOまたは一本勝ちし、決勝進出を決めた。決勝戦で因縁のアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと対決するが、1ラウンド1分20秒で肩固めにより敗退。
その後、PRIDE等に出場するも、2年間で11戦2勝と戦績は振るわなかった。
2003年12月12日、クロアチアで開かれた総合格闘技大会トーナメント「DF - Durata World Grand Prix 3」では全試合一本勝ちで優勝を果たした。
2005年3月26日、HERO'Sで大山峻護と対戦し、アンクルホールドで一本負けを喫した。
2005年6月12日、オランダで行われたIT'S SHOWTIMEでギルバート・アイブルと対戦、腕ひしぎ十字固めで一本負けを喫した。
2008年8月24日、戦極初参戦となった戦極 〜第四陣〜で高橋和生と対戦し、右跳び膝蹴りでKO勝ちを収めた。
2011年2月12日、Strikeforce初参戦となったStrikeforce: Fedor vs. Silvaのワールドグランプリ リザーブマッチでレイ・セフォーと対戦し、ネッククランクによる一本勝ちを収めた[1]。
エピソード
2001年12月23日に行われた「PRIDE.18」でイゴール・ボブチャンチンとレスリングシューズを履いた状態で対戦し、ヒールホールドで一本負けを喫したことについて、試合後インタビューで「次回からはシューズを履かないようにする。絶対もうシューズは履かない」と語っていた[2]が、1年後の「PRIDE.24」に参戦した際にはレスリングシューズを履いていた[3]。さらに、2005年3月の「HERO'S」旗揚げ興行に参戦した際にもレスリングシューズを履いており、それが災いし、大山峻護にアンクルホールドで一本負けを喫している[4]。
戦績
総合格闘技 戦績
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67 試合
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(T)KO
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一本
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判定
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その他
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引き分け
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無効試合
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33 勝
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13
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19
|
1
|
0
|
0
|
0
|
34 敗
|
14
|
19
|
1
|
0
|
勝敗
|
対戦相手
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試合結果
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大会名
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開催年月日
|
× |
ミハイル・モフナトキン |
1R 4:45 ギブアップ(打撃) |
Fight Nights: Battle of Moscow 14 |
2013年12月7日
|
× |
コンスタンチン・グルチョフ |
1R 2:48 KO(膝蹴り) |
PFC 5: Clash of the Titans 【PFCヘビー級タイトルマッチ】 |
2013年4月27日
|
× |
エフゲニー・エロヒン |
1R 4:43 ギブアップ(パンチ連打) |
FEFoMP: Battle of Empires 2 |
2012年12月15日
|
× |
ミハル・キタ |
1R 4:03 ギロチンチョーク |
Oktagon 2012 |
2012年3月24日
|
○ |
マーティン・ロザルスキー |
1R 2:24 ヒールフック |
KSW 18: Unfinished Sympathy |
2012年2月25日
|
× |
チャド・グリッグス |
1R 2:55 ギブアップ(パウンド) |
Strikeforce: Overeem vs. Werdum |
2011年6月18日
|
○ |
レイ・セフォー |
1R 1:37 ベースボールチョーク |
Strikeforce: Fedor vs. Silva 【ワールドグランプリ ヘビー級トーナメント リザーブマッチ】 |
2011年2月12日
|
○ |
カタリン・ズマランデスク |
1R 0:40 KO(膝蹴り) |
K-1 WORLD GP 2010 Bucharest |
2010年5月21日
|
○ |
テンギズ・テドラゼ |
1R 0:07 KO(ハイキック) |
Pancrase Fighting Championship 2 |
2010年4月17日
|
× |
ラファル・ダブロウスキ |
1R 1:17 ギブアップ(パウンド) |
Beast of the East |
2009年11月14日
|
× |
ニコライ・オニキエンコ |
1R 0:40 TKO(ドクターストップ) |
GLORY 11: A Decade of Fights |
2009年10月17日
|
○ |
高橋和生 |
1R 2:42 KO(右跳び膝蹴り) |
戦極 〜第四陣〜 |
2008年8月24日
|
○ |
ササ・ラジック |
1R チキンウィングアームロック |
Lord of the Ling: Schilt vs. Guelmino |
2008年1月12日
|
× |
ミルコ・ヴーン |
1R 0:45 チョークスリーパー |
King of the Ring |
2006年3月25日
|
× |
ギルバート・アイブル |
1R 4:30 腕ひしぎ十字固め |
IT'S SHOWTIME: Amsterdam Arena |
2005年6月12日
|
× |
大山峻護 |
1R 1:28 アンクルホールド |
HERO'S |
2005年3月26日
|
× |
クレジミール・ボグダノヴィッチ |
1R TKO |
Ultimate Nokaut 1 |
2005年3月11日
|
○ |
ロス・ポイントン |
1R 0:59 TKO |
Anarchy Fight Night |
2005年2月20日
|
× |
デイブ・ダルグリーシュ |
KO(パンチ連打) |
2 Hot 2 Handle |
2004年10月10日
|
○ |
アウティミオ・アントニア |
KO |
CFC 1: Cage Carnage |
2004年7月11日
|
○ |
アンドレイ・ルダコフ |
アームロック |
DF: Durata World Grand Prix 3 【決勝】 |
2003年12月12日
|
○ |
ミルコ・ヴーン |
1R サイドチョーク |
DF: Durata World Grand Prix 3 【準決勝】 |
2003年12月12日
|
○ |
ローマン・サヴォチカ |
1R フロントチョーク |
DF: Durata World Grand Prix 3 【1回戦】 |
2003年12月12日
|
× |
デイブ・ベイダー |
1R 3:22 KO(パンチ) |
IT'S SHOWTIME: Amsterdam Arena |
2003年6月8日
|
× |
ミッコ・ルッポネン |
15分1R終了 判定 |
Fight Festival 7 |
2003年5月19日
|
× |
イブラヒム・マゴメドフ |
1R 3:20 TKO(パンチ連打) |
M-1 MFC: Russia vs. The World 5 |
2003年4月6日
|
× |
ロン・ウォーターマン |
1R 2:18 V1アームロック |
PRIDE.24 |
2002年12月23日
|
× |
ロドニー・ファベイラス |
1R ギブアップ |
2H2H 5: Simply the Best 5 |
2002年10月13日
|
× |
アーロン・ブリンク |
1R 2:24 TKO(パンチ連打) |
WFA 2: Level 2 |
2002年7月5日
|
○ |
マーク・エマニュエル |
1R TKO(ローキック) |
2H2H 4: Simply the Best 4 |
2002年3月17日
|
× |
イゴール・ボブチャンチン |
1R 4:35 ヒールホールド |
PRIDE.18 |
2001年12月23日
|
× |
アスエリオ・シウバ |
1R 2:47 ヒールホールド |
PRIDE.15 |
2001年7月29日
|
× |
ゲーリー・グッドリッジ |
1R 2:39 ギブアップ(グラウンドの膝蹴り) |
PRIDE.14 |
2001年5月27日
|
○ |
イアン・フリーマン |
1R 1:42 TKO(ドクターストップ) |
2H2H 2: Simply the Best |
2001年3月18日
|
× |
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ |
1R 1:20 肩固め |
リングス KING of KINGS GRAND-FINAL 【決勝】 |
2001年2月24日
|
○ |
ランディ・クートゥア |
1R 0:56 フロントチョーク |
リングス KING of KINGS GRAND-FINAL 【準決勝】 |
2001年2月24日
|
○ |
山本宜久 |
1R 0:45 腕ひしぎ十字固め |
リングス KING of KINGS GRAND-FINAL 【準々決勝】 |
2001年2月24日
|
○ |
ジェレル・ヴェネチアン |
1R 1:27 アンクルホールド |
IT'S SHOWTIME: Christmas Edition |
2000年12月12日
|
○ |
レナート・ババル |
1R 2:19 アンクルホールド |
リングス KING of KINGS Aブロック 【2回戦】 |
2000年10月9日
|
○ |
スレン・バラチンスキー |
1R 2:13 TKO(打撃) |
リングス KING of KINGS Aブロック 【1回戦】 |
2000年10月9日
|
○ |
ジョー・スリック |
1R 0:36 アキレス腱固め |
リングス Millennium Combine III |
2000年8月23日
|
× |
トム・サワー |
1R 0:35 KO(パンチ連打) |
Rings USA: Rising Stars Block B 【RISING STARS ヘビー級 2回戦】 |
2000年7月22日
|
○ |
トゥリー・クリハーパイ |
1R 2:05 腕ひしぎ十字固め |
Rings USA: Rising Stars Block B 【RISING STARS ヘビー級 1回戦】 |
2000年7月22日
|
○ |
ブラッド・コーラー |
1R 0:31 膝十字固め |
リングス Millennium Combine II |
2000年6月15日
|
○ |
ファティス・コチャミス |
2R 0:47 KO(パンチ) |
Rings Holland: RINGS Fightnight rocks Utrecht! |
2000年6月4日
|
× |
ラバザノフ・アフメッド |
1R 3:50 アキレス腱固め |
Rings Russia: Russia vs. The World |
2000年5月20日
|
○ |
デニス・リード |
1R 0:28 フロントチョーク |
2 Hot 2 Handle 1 |
2000年3月5日
|
× |
金原弘光 |
1R 4:14 KO(パンチ) |
Rings Holland: There Can Only Be One Champion |
2000年2月6日
|
× |
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ |
1R 1:51 V1アームロック |
リングス RISE 6th KING of KINGS Aブロック 【1回戦】 |
1999年10月28日
|
× |
山本宜久 |
3:35 TKO(左鎖骨負傷) |
リングス BATTLE GENESIS Vol.5 |
1999年9月15日
|
○ |
金原弘光 |
4:35 TKO(タオル投入) |
リングス RISE 3rd |
1999年5月22日
|
× |
山本宜久 |
2:40 腕ひしぎ十字固め |
リングス RISE 1st |
1999年3月22日
|
× |
田村潔司 |
6:08 腕ひしぎ十字固め |
リングス 前田日明引退試合 〜THE FINAL〜 |
1999年2月21日
|
× |
ギルバート・アイブル |
0:36 TKO(肩の負傷) |
FREE-FIGHT GALA '98: Who's The Boss |
1998年6月7日
|
○ |
田村潔司 |
3:56 アキレス腱固め |
リングス FIGHTING INTEGRATION 2nd |
1998年4月16日
|
○ |
山本健一 |
6:39 TKO(タオル投入) |
リングス FIGHTING INTEGRATION 1st |
1998年3月28日
|
○ |
デクスター・ケイシー |
1R 1:50 フロントチョーク |
Night of the Samurai 1 |
1998年3月7日
|
○ |
クリストファー・ヘイズマン |
5分2R終了 判定3-0 |
FREE-FIGHT GALA '98: The King of Rings |
1998年2月8日
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× |
坂田亘 |
2:16 アンクルホールド |
リングス FIGHTING EXTENSION 1997 Vol.7 |
1997年9月26日
|
○ |
キース・ベイゼムス |
1R 0:49 ヒールホールド |
Rings Holland: Utrecht at War |
1997年6月29日
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× |
長井満也 |
4:58 ヒールホールド |
リングス FIGHTING EXTENSION 1997 Vol.3 |
1997年5月23日
|
× |
成瀬昌由 |
12:05 TKO(レフェリーストップ) |
リングス BATTLE GENESIS Vol.1 【トーナメント21 1回戦】 |
1997年4月4日
|
○ |
成瀬昌由 |
1R 3:58 TKO(ドクターストップ) |
Rings Holland: The Final Challenge |
1997年2月2日
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× |
坂田亘 |
6:42 腕ひしぎ十字固め |
リングス MAELSTROM 5th |
1996年7月16日
|
○ |
ジェロエン・ウェアリング |
1R KO |
Fight Gala: Mix Fight Night |
1996年6月15日
|
○ |
ツェルク・フェルマネン |
1R 3:05 裸絞め |
FREE-FIGHT GALA 1996: Kings of Martial Arts |
1996年2月18日
|
獲得タイトル
- Durata Fights Durata World Grand Prix 3 優勝(2003年)
脚注
関連項目
外部リンク