ロンデー・ジャクアン・ホリス=ジェファーソン(Rondae Jaquan Hollis-Jefferson、1995年1月3日 - )は、アメリカ合衆国・ペンシルバニア州チェスター出身のプロバスケットボール選手。ポジションはスモールフォワード。
来歴
ペンシルバニア州のチェスター高校時代の2013年にマクドナルド・オール・アメリカンゲームに出場し、アリゾナ大学でチームメイトとなるアーロン・ゴードンと共にプレー[2]。更に同年のジョーダンブランド・クラシックではジュリアス・ランドルと共にプレーするなど[3]、全米級の逸材として注目されたホリス=ジェファーソンは、フロリダ大学、シラキュース大学、メンフィス大学、テンプル大学などの誘いを受ける中で、最終的にアリゾナ大学に進学[4]。1年生の2013-14シーズンはPac-12のフレッシュマンチームに選出、翌2014-15シーズンはPac-12の1stチームとディフェンスチームに選出されるなど[5]、同大学の主力として活躍した。
NBA
2015年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明[6]。23位でポートランド・トレイルブレイザーズから指名された後、ブルックリン・ネッツとの間でメイソン・プラムリーを中心とした大型トレードが成立し、ネッツでNBA生活がスタートした[7]。
守備職人として期待されたホリス=ジェファーソンだったが、2015年12月に右足首に骨折[8]。3ヶ月の欠場を強いられるなど波に乗れず、2015-16シーズンは29試合の出場で平均5.8得点に止まった。
ポートランド・トレイルブレイザーズ
2021年4月8日、ホリス=ジェファーソンはポートランド・トレイルブレイザーズと10日間契約を結んだ[9]。同年4月18日、2度目の10日間契約を結び[10]、10日後にはシーズン終了までの本契約を結んだ[11]。
トルコリーグへ
2021年9月28日、バスケットボール・スーパー・リーグとバスケットボール・チャンピオンズリーグに所属するベシクタシュJKと契約した[12]。
選手としての特徴
主にジェファーソンはフォワードでプレーしている。ディフェンスが得意であり、運動能力と216cmのウイングスパンを活かして、パワーフォワードの選手相手にも守備する事ができる[13]。
ヨルダン代表
ヨルダン代表の帰化選手[14][15]として2023年FIBAバスケットボール・ワールドカップに出場。ギリシャ戦では24得点9リバウンド3アシストという成績を残した[14]。順位決定戦のエジプト戦とメキシコ戦では40分間フル出場する[15]など大会を通して活躍しており、SNS上ではコービー・ブライアントを彷彿とさせる活躍ぶりだと話題を集めた[14][15][16][17]。
個人成績
NBAレギュラーシーズン
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2015–16
|
BKN
|
29 |
17 |
21.2 |
.457 |
.286 |
.712 |
5.3 |
1.5 |
1.3 |
.6 |
5.8
|
2016–17
|
BKN
|
78 |
50 |
22.6 |
.434 |
.224 |
.751 |
5.8 |
2.0 |
1.1 |
.6 |
8.7
|
2017–18
|
BKN
|
68 |
59 |
28.2 |
.472 |
.241 |
.788 |
6.8 |
2.5 |
1.0 |
.7 |
13.9
|
2018–19
|
BKN
|
59 |
21 |
20.9 |
.411 |
.184 |
.645 |
5.3 |
1.6 |
.7 |
.5 |
8.9
|
2019–20
|
TOR
|
60 |
6 |
18.7 |
.471 |
.130 |
.734 |
4.7 |
1.8 |
.8 |
.4 |
7.0
|
2020–21
|
POR
|
11 |
1 |
9.7 |
.500 |
.000 |
.563 |
2.4 |
1.2 |
.2 |
.4 |
2.5
|
キャリア
|
305 |
154 |
22.2 |
.449 |
.212 |
.735 |
5.5 |
1.9 |
.9 |
.5 |
9.0
|
プレーオフ
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2019
|
BKN
|
4 |
0 |
15.5 |
.485 |
1.000 |
.800 |
3.0 |
1.5 |
.3 |
1.3 |
13.3
|
2020
|
TOR
|
5 |
0 |
7.8 |
.400 |
.000 |
.750 |
2.0 |
.6 |
.4 |
.2 |
2.8
|
キャリア
|
9 |
0 |
11.2 |
.465 |
.500 |
.788 |
2.4 |
1.0 |
.3 |
.7 |
7.4
|
カレッジ
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2013–14
|
アリゾナ大学
|
38 |
6 |
25.3 |
.490 |
.200 |
.682 |
5.7 |
1.4 |
.7 |
1.1 |
9.1
|
2014–15
|
アリゾナ大学
|
38 |
25 |
28.7 |
.502 |
.207 |
.707 |
6.8 |
1.5 |
1.1 |
.8 |
11.2
|
キャリア
|
76 |
31 |
27.0 |
.496 |
.205 |
.697 |
6.3 |
1.5 |
.9 |
.9 |
10.2
|
脚注
- ^ “Rondae-Hollis-Jefferson”. draftexpress.com (2015年). 2021年6月4日閲覧。
- ^ Aaron Gordon is 2013 McDonald's All-American MVP, Rondae Jefferson makes unconfirmed history
- ^ Jefferson named to Jordan Brand Classic
- ^ rivals.com
- ^ 2014-15 Pac-12 Conference Men's Basketball Honors[リンク切れ]
- ^ Hollis-Jefferson leaving Arizona, declares for NBA Draft
- ^ Nets Acquire Rondae Hollis-Jefferson and Steve Blake
- ^ Rondae Hollis-Jefferson Medical Update
- ^ “TRAIL BLAZERS SIGN RONDAE HOLLIS-JEFFERSON TO 10-DAY CONTRACT”. NBA.com (April 8, 2021). April 8, 2021閲覧。
- ^ “TRAIL BLAZERS SIGN RONDAE HOLLIS-JEFFERSON TO SECOND 10-DAY CONTRACT”. NBA.com (April 18, 2021). April 18, 2021閲覧。
- ^ “TRAIL BLAZERS SIGN RONDAE HOLLIS-JEFFERSON FOR REMAINDER OF 2020-21 SEASON”. NBA.com (April 28, 2021). April 28, 2021閲覧。
- ^ “Beşiktaş Icrypex strengthen roster with American power forward”. BJK.com.tr (September 28, 2021). October 3, 2021閲覧。
- ^ “Rondae becoming a fixture at power forward” (英語). SBNation. オリジナルのOctober 22, 2017時点におけるアーカイブ。. https://webcitation.org/query?url=https%3A%2F%2Fwww.netsdaily.com%2Fplatform%2Famp%2F2017%2F2%2F12%2F14592372%2Frondae-becoming-a-fixture-at-power-forward&date=2017-10-22 2021年6月4日閲覧。
- ^ a b c “バスケW杯で“ヨルダンのコービー”として活躍するロンデイ・ホリス・ジェファーソン”. バスケットボールキング. 2023年8月27日閲覧。
- ^ a b c “「まだまだNBAでやれるぞ!」“ヨルダンのコビー”ホリス・ジェファーソンがワールドカップで見せた魂のプレー”. THE DIGEST. 2023年9月4日閲覧。
- ^ “バスケW杯で“ヨルダンのコービー”として注目のRHJ「最高の選手相手に戦えると示したい」”. バスケットボールキング. 2023年8月30日閲覧。
- ^ “コービー・ブライアントに成りきっているホリス・ジェファーソン|FIBAワールドカップ2023”. スポーティングニュース. 2023年8月29日閲覧。
外部リンク