ロバート・ネッパー(Robert Knepper、1959年7月8日 - )はアメリカ合衆国オハイオ州出身の俳優である。
来歴
オハイオ州フリーモントで獣医師の息子として生まれ、同州トレド近郊のマウミーで育てられた。
ノースウェスタン大学で演劇を専攻し、ブレイク・エドワーズ製作『That's Life!』で映画デビューをした。テレビシリーズでは『プリズン・ブレイク』や『HEROES』で活躍している。
現在、妻と息子とでカリフォルニア州ロサンゼルスに居住している。2008年、日本での『プリズン・ブレイク』Season3のレンタル開始前に来日。日本の好きなものは、寿司と浅草。浅草は神社と現代の建物が共存しているところが好きとのこと[1]。『24 -TWENTY FOUR-』に主演したキーファー・サザーランドと仲が良い[1]。
『プリズン・ブレイク』
『プリズン・ブレイク』のセオドア・"ティーバッグ"・バッグウェルで人気者になって嬉しい反面、「セレブリティっていう感覚は、どうもなじまなくてね」と遠慮がちに語っている[2]。
役柄の印象が強すぎるためか、プライベートでホテルのエレベーター内で会った女性2人がネッパーの姿を見て「ハッ」と息をのんで怖がったというエピソードがある。その女性2人は顔を真っ赤にして謝罪してくれたが、ネッパーはそういったことを多く経験しているため、傷つきはしなかったという[3]。
ネッパーが演じるティーバッグは白人至上主義者であるため、黒人囚人に対して暴動を仕掛けるエピソードの放映直後、黒人男性に話しかけられたときは「痛めつけられる!」と怖くなったと語る。その黒人男性はロバートが演じているティーバッグは嫌いだが、ネッパー自身のことは好きで「番組の大ファンです」と言ってくれたという[3]。
ドラマに出演する前は不遇であり、妻に家族と子供を養うために働けといわれていたため、もしこのドラマの役を得ることができなかったらパークレンジャーの仕事に就く予定であったという[2]。
同作品で凶悪犯を演じているが、実際のネッパーは役とは全く正反対の紳士的な性格である。役柄とは正反対で人種差別は大嫌いだが、あえてこういった役をすることで世間へのメッセージを送っているつもりだと語っている[4]。
出演作品
映画
テレビ
日本語吹き替え
大半の作品で若本規夫が担当している。
参照
- ^ a b 2008年6月17日放送『プリズンブレイク』シーズン2(日本テレビ)放送終了後、EXILEのMAKIDAIとの対談にて
- ^ a b 『日経エンタテインメント!』2008年8月号、日経BP社、[要ページ番号]。
- ^ a b 『日経エンタテインメント!』2007年5月号、日経BP社、[要ページ番号]。
- ^ ロバート・ネッパー(インタビュアー:田嶋真理)「史上最凶の悪役『プリズン・ブレイク』"ティーバッグ" - その中身は優しいダージリン〜ロバート・ネッパーの素顔〜」『マイナビニュース, マイナビ』、2008年7月2日。https://news.mynavi.jp/article/20080702-RKnepper/。2019年3月31日閲覧。
外部リンク