レモンステーキは、長崎県佐世保市発祥の肉料理。
概要
ステーキ(ビーフステーキ)の一種だが、厚切りの一枚肉ではなく薄切りの牛肉を使用し[1]、レモン風味の醤油ベースのソースをかけた状態で提供される[1]。肉を食べた後に、セットのご飯を鉄板に入れて、ソースと混ぜて食べる食べ方が佐世保流である[1]。
昭和30年代、佐世保の洋食屋「レストラン門」(1955年開店)で修行中だった東島洋とその兄がオーナーから「夏場でも売れるステーキを考案しろ」との指示を受けて考案されたものである[2]。その後、兄は同市で「ふらんす亭[注 1]」を開業し、弟は「時代屋」を開業するなど、「レストラン門」で修行したシェフが独立して佐世保一円に広まったものである。なお、「レストラン門」は、その味を福岡に伝えるべく1971年に開業させた「博多和田門」と共に、2020年5月31日に閉店した[3]。
佐世保駅の駅弁には「元祖レモンステーキ弁当」がある[4]。これは焼いてレモン醤油ソースを絡めた肉をご飯に載せたものである。
脚注
注記
- ^ レストランチェーン「ふらんす亭」の創業者・松尾満治が修行した店として知られる。既に閉店。
出典
外部リンク
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