『ルパン・エチュード』は、岩崎陽子による日本の漫画作品。モーリス・ルブランの小説『アルセーヌ・ルパン』シリーズを新解釈で漫画化した作品である[3]。
『プリンセスGOLD』2016年12月号(秋田書店)[1]より2019年10月号(10月16日配信)[2]まで連載された。コミックスはプリンセス・コミックス(秋田書店)より全4巻。
アルセーヌ・ルパンは、青年ラウール・ダンドレジーの別人格という解釈をとっている[3][4]。2巻からは『カリオストロ伯爵夫人』をモチーフにしている[4]。
あらすじ
19世紀末。パリで公演する女性出演者のみのサーカス団「シルク・ドゥ・ラ・デェス(女神のサーカス団)」にラウール・ダンドレジーと名乗る青年が訪れた。ラウールはサーカスの裏方、下働きとして自らを売り込み、雇われる。
ラウールは人の悪意に過敏に反応し、それを拒絶するように自らの意識を遮断してしまう。その時に悪意と渡りあえるだけの力を持つ1人の人格が現れるのであった。もう1人の人格に気付いた同僚のエリク・ヴァトーに問われて、その人格は父方の姓を取って「アルセーヌ・ルパン」を名乗った。
書誌情報
出典