ラリー (猫)

ラリー
Larry
イギリスの旗 首相官邸ネズミ捕獲長
就任
2011年2月15日
君主
首相
前任者シビル
個人情報
生誕c.2007年1月(17歳)
国籍イギリスの旗 イギリス
住居ダウニング街10番地
職業
受賞バタシー・ドッグズ・アンド・キャッツ・ホームブルー・プラーク (2012年)
性別オス
政府提供の公式画像
首相官邸閣議室のテーブルにて

ラリー: Larry、2007年1月 - )は、ダウニング街10番地にあるイギリスの首相官邸[注釈 2]首相官邸ネズミ捕獲長を務めるオスである。2011年、当時のデビッド・キャメロン政権のもとで任命された。彼は個人の所有物ではなく、公務員であるため、首相が変わっても官邸を離れることはない[1]。 2024年7月現在、キア・スターマー政権においてもその職位にある。

茶色と白の雄のトラ猫で、2007年1月生まれと考えられている。

生い立ち

首相官邸玄関前で中に入るのを待つラリー

ラリーは、バタシー・ドッグズ・アンド・キャッツ・ホーム英語: Battersea Dogs & Cats Homeに保護された野良猫で、2011年に官邸スタッフによって引き取られた。当初は、キャメロン首相の子どもたちのペットになる予定だった[2]。 官邸の報道官は「優れた殺し屋」であり、路上生活で培われた「高い追跡意欲と狩猟本能」を持っていると語った[3]

バタシー・ドッグズ・アンド・キャッツ・ホームによると、ラリーの評判によって2012年には猫を引き取る人が15%も増加したという[4]

ラリーが官邸に来た直後、ラリーは実は迷い猫で、元の飼い主が取り戻すためのキャンペーンを始めた、という話がマスコミに流れた[5]。 しかし、この話は後にデマであることが判明し、そのような飼い主もキャンペーンも存在しなかった[6]

経歴

公務

首相官邸のウェブサイトによると、ラリーは日々、官邸の「来賓への挨拶、警備の視察、骨董家具の寝心地検査」を行っている[7]。ネズミが官邸を占拠していることについて解決策を考えるのが責務だが、ラリーによると解決策は「戦術的計画段階」にあるという[7]

それまでのネズミ捕獲長には国庫から給与(扶養費)が支払われていたが、ラリーは官邸スタッフの好意で扶養されている[8]。 彼の食費を賄うための募金活動として、大広間でクイズ大会が開かれたこともあった[9]

首相官邸ネズミ捕獲長としての仕事

ラリーは2011年4月22日に初めてネズミを殺した[10] 。2012年8月28日、ラリーは初めて人のいる前でネズミを殺し、10番地の前に獲物を置いた[11]。2013年10月には、ラリーは2週間で4匹のネズミを捕らえて、あるスタッフのメンバーがラリーの手から1匹のネズミを助けた[12]

2015年7月、財務大臣のジョージ・オズボーンと内閣府大臣のマシュー・ハンコックは財務大臣のオフィスでネズミを追い詰めてサンドウィッチの紙袋の中に閉じ込めた。新聞は財務大臣が首相官邸ネズミ捕獲長の地位を引き継ぐかもしれないというジョークを報じた[13]

テリトリーの変遷

米大統領ドナルド・トランプの訪問時、ダウニング街10番地の窓の上にいるラリー(左)

2011年、ラリーの毛が首相の新品のスーツを汚すので、ラリーはダウニング街10番地の首相の区画から締め出された。

前副首相のニック・クレッグは、入るためにマイクでの連絡が必要なダウニング街内部のセキュリティドアがますます「安全のためではなく、建物の片方の端からもう片方の端に猫を閉め出すために」使われていると述べた[14]。2013年2月、アレルギーを持つ職員から苦情が来た後、ラリーと隣人フレイヤが外務省に入ることを妨げるため猫を仕切る壁が建てられた。外務・英連邦大臣ウィリアム・ヘイグはのちに壁を壊すように頼んだ。

2015年12月、前内務大臣のデイビッド・ブランケットは、当時ネズミが群がっていたウェストミンスター宮殿を含むよう任務を増やすことをラリーに頼むべきだと提案した[15]

政治家との関係

デイヴィッド・キャメロン及び米大統領バラク・オバマといるラリー

デイビッド・キャメロンは、ラリーは保護された迷い猫なので男性の前では「少し神経質」であると言った。これは、ラリーの過去のいやな経験によるものかもしれないと推測される。キャメロンはバラク・オバマがこの恐怖心の明らかな例外であると言及した。キャメロンは「面白いことにラリーはオバマのことが好きだ。オバマはラリーを撫でたが、彼はオバマなら平気な様子だった」と語った[16]

2013年9月、報道によるとキャメロンとラリーの間で緊張が大きくなった。キャメロンは猫の毛が服につくと文句を言い、ダウニング街に客が来た際に、キャットフードの臭いを消臭スプレーで隠さなければならなかった。ペットはPRの小道具なのではないかという指摘の中で、キャメロン家はラリーを好きではないと言われた。キャメロンはツイッターに「ラリーとは完全にニャか良くしている」[注釈 3]と投稿した。それにもかかわらず、ブックメーカーのラドブロークスは、ラリーよりキャメロンのほうが早くダウニング街を去る可能性が高いと見積もった。『デイリー・テレグラフ』は、キャメロンはそれほど猫が好きなわけではないが、スピンドクターはラリーのおかげで首相が優しそうに見えると信じていたと伝えた[17]。2016年に官邸から去る時、キャメロンはラリーを一緒に連れていくことができない「悲しみ」を口にした[18][19]テリーザ・メイが2016年に首相になった時、ラリーがストレスを抱えキャメロン一家を恋しがるかもしれないという心配があった[20]

2016年8月、デイリー・テレグラフはキャメロン首相退任時の叙勲者名簿[注釈 4]にラリーを含めるべきだ、というネット上の声を伝えた[21]。 国民生活水準委員会元会長のアリステア・グレアムはキャメロンが提出した叙勲者候補について「ラリーが何も得なかったことに驚いた」と友人を優遇した人選を皮肉った[21]

2019年6月、アメリカのドナルド・トランプ大統領がイギリスを公式訪問した際、大統領専用車の下で雨宿りし出てこようとしなかったことで「ラリーが大統領専用車の下に避難し動こうとしない、深刻なセキュリティ問題が発生した」「速報:反トランプのデモ隊が止めることができなかったトランプ大統領の車列をラリーが止める」と記者たちはツイートした[22]。 またメイ首相とトランプ大統領が官邸玄関前で記者の写真撮影に応じているとき、ワシントン・ポスト紙は窓台の上のラリーが写り込んでいたことに触れて「トランプに注目が集まる中、ラリーはソーシャルメディアのスポットライトを一時的に奪った」と記した[23]

他の動物との関係

2012年6月、ダウニング街11番地に引っ越した財務大臣ジョージ・オズボーンは、長いこと行方不明だった猫のフレイヤと再会した。フレイヤとラリーは喧嘩をしているところも目撃されたが、すぐに親しい関係になったと報じられた[24]。フレイヤはより支配的な猫で、効率のいいネズミ捕りであり、野良で過ごした日々のために「強気」になったのだと伝えられている[25]。2014年11月、フレイヤはダウニング街を去り、ラリーが唯一のネズミ捕りとなった[26]

2014年、オズボーンは犬のペットのローラを連れてきた。首相補佐官はローラがラリーとフレイヤと仲良くやっていると報告した。

2016年4月、新しい猫の隣人のパーマストンイギリス外務省へ引っ越してきた[27]。時々は仲が良いことで知られるが、2匹の猫は色々な機会に喧嘩した[20][28]院内総務はパーマストンとラリーは暫定協定を結ぶことが望ましいとコメントした[29]。その年の7月、パーマストンは10番地に入り、警備員によって強制的に立ち退かされた[30]。2016年9月、ブレンカスラ卿は貴族院で、なぜ政府はパーマストンとの喧嘩の時の傷を治したラリーの獣医の請求を払わなかったのか、そして政府はラリーの治療費を払った公務員に払い戻しをしないのかという質問を提出した[31]。貴族院において政府を代弁する発言を行う議員オウルペンのチザム女男爵カーリン・チザムは「そのコストはラリーを愛する職員の自主的な寄付によって清算された」と発言した。

2016年8月1日、政府写真家のスティーブ・ベックによると、ラリーは、10番地の階段でパーマストンと「最も残酷な戦い」をした[32]。ラリーは首輪を失った一方、パーマストンは深い傷を負い、ひどく耳を切った[32]

2016年8月、内閣府がネズミの問題を解決するためもう1匹の首相官邸ネズミ捕獲長を任命しようと検討していたことが明らかになった。院内幹事長のギャビン・ウィリアムソンは、その猫はクロムウェルという名前になると言った[30]

2019年9月、新入りの犬ディリンがダウニング街にやって来た。バタシー・ドッグズ・アンド・キャッツ・ホームはラリーとの交渉役を申し出た[33]

批評

ラリーは気質と仕事ぶりの両方で批判されている。ダウニング街到着後1か月以内で、匿名情報源はラリーを「殺し屋としての本能が明らかに欠けている」と述べた[34]

その年の後半、ラリーはネズミを探すよりも多くの時間を睡眠に費やし、また雌猫のメイジーと一緒に過ごしたことが明らかになった[35]。2011年のある時期、ダウニング街がネズミで溢れかえっていたため、首相は官僚たちとのある食事会の際、一匹に向かってフォークを投げた[35]。ラリーは2012年にデヴィッド・キャメロンの書斎で見つかったネズミに反応しそこね、もう少しで免職されるところだった[36]。殺し屋としての本能の欠如はまた、タブロイド紙による「Lazy Larry(ものぐさラリー)」というニックネームを彼にもたらした[36]。2012年9月、フレイヤが首相官邸ネズミ捕獲長の役割を分担するよう任命された。

受賞歴

ラリーは2012年10月バタシー・ドッグズ・アンド・キャッツ・ホームにブルー・プラークが設置される栄誉を得た[37]

メディアへの登場

ラリーの性格について書かれた本、Larry Diaries: Downing Street - the First 100 Daysを『ガーディアン』のジャーナリスト、ジェームズ・ロビンソンが2011年に出版した [38]

ラリーの最初の在任2年を祝うための写真特集ページがデイリー・テレグラフによって作られた[39]

2012年、ラリーはGoogle ストリートビューで10番地のドアの隣で寝ている姿が見うけられた[40]

ラリーの10番地での生活における功績と観察はTed Harrisonによるサンデー・エクスプレスの週刊漫画の題材となった[36]

エピソード

テリーザ・メイイギリスの首相になった2016年7月までには、ラリーは外務・英連邦省所属の、彼よりもずっと若いパーマストンなどの他の猫との関わりの中で、「凶暴(violent)」という評判が広まった[41]

注釈

  1. ^ 英語では mouser といい、農場や船などで食物を荒らすネズミを捕らえるために飼われる猫を指す。日本語には該当する単語がないため、ここでは「ネズミ捕獲猫」とした。
  2. ^ ダウニング街10番地(en:10 Downing Street)、ダウニング街(en:Downing Street)はイギリスの首相官邸やイギリス政治中枢の換喩である。ホワイトハウスがアメリカ合衆国の、クレムリンがロシア連邦の、それぞれの官邸と政治中枢を意味するのと同じである。
  3. ^ perfectlypurr(猫がのどを鳴らす)-fectlyと表現している。
  4. ^ イギリスでは首相の助言に基づき、国王は提案された人物を一代限りの男爵・女男爵(一代貴族)に授爵することができる。これは首相退任時や総選挙のときに行われることが多い

参考文献

  1. ^ Millward, David (2016年8月9日). “David Cameron should save Larry the cat from his lonely life in Downing Street” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/2016/08/09/david-cameron-should-save-larry-the-cat-from-his-lonely-life-in/ 2024年6月27日閲覧。 
  2. ^ The Cat's Whiskers | Boulton & Co. | Sky News Blogs” (2011年2月18日). 2024年6月27日閲覧。
  3. ^ “Downing St cat 'is a good ratter'” (英語). BBC News. (2011年2月15日). http://www.bbc.com/news/uk-politics-12460596 2018年5月10日閲覧。 
  4. ^ Cunliffe, Mark (24 July 2019). “Larry The Downing Street Cat: Will He Live With Boris Johnson at Number 10?”. LADBible. 2020年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ16 February 2023閲覧。
  5. ^ Nissim, Mayer (23 February 2011). “David Cameron 'stole cat for Number 10'”. Digital Spy. 2024年7月1日閲覧。
  6. ^ Lewis, Paul (2011年2月23日). “Churnalism or news? How PRs have taken over the media” (英語). the Guardian. 2018年5月17日閲覧。
  7. ^ a b History of 10 Downing Street - GOV.UK” (英語). www.gov.uk. 2024年7月1日閲覧。
  8. ^ Prince, Rosa (2011年2月15日). “Larry the cat is installed as Downing Street Chief Mouser” (英語). ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/politics/conservative/8326293/Larry-the-cat-is-installed-as-Downing-Street-Chief-Mouser.html 2024年7月1日閲覧。 
  9. ^ Kennedy, Maev (2011年9月7日). “Larry the cat fundraiser quiz night to be held at No 10” (英語). the Guardian. 2024年7月1日閲覧。
  10. ^ Stratton, Allegra (24 April 2011). “Larry the No 10 cat catches first mouse ... finally”. The Guardian (London). https://www.theguardian.com/politics/2011/apr/24/larry-no10-cat-first-mouse 
  11. ^ “Larry the Downing Street cat finally kills first rodent”. ITV News. (28 August 2012). http://www.itv.com/news/2012-08-28/larry-the-downing-street-cat-finally-kills-first-rodent/ 
  12. ^ McSmith, Andy (18 October 2013). “Andy McSmith's Diary: Even Larry the cat is not safe from factions in Downing Street”. The Independent (London). https://www.independent.co.uk/news/uk/politics/andy-mcsmiths-diary-even-larry-the-cat-is-not-safe-from-factions-in-downing-street-8890376.html 
  13. ^ “2 senior UK ministers hunt down rat during budget meeting | Latest News & Updates at Daily News & Analysis” (英語). dna. (2015年7月5日). http://www.dnaindia.com/world/report-2-senior-uk-ministers-hunt-down-rat-during-budget-meeting-2101968 2018年5月17日閲覧。 
  14. ^ Horton, Helena (2016年9月27日). “There is a special door for cats in Downing Street, Nick Clegg confirms” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/2016/09/27/there-is-a-special-door-for-cats-in-downing-street-nick-clegg-co/ 2018年5月23日閲覧。 
  15. ^ PoliticsHome.com (2015年12月24日). “Downing Street cat Larry needed to tackle Parliament's rodent problem, says David Blunkett” (英語). PoliticsHome.com. https://www.politicshome.com/news/uk/social-affairs/politics/news/59694/downing-street-cat-larry-needed-tackle-parliaments-rodent 2018年5月23日閲覧。 
  16. ^ “Number 10 cat catches three mice” (英語). BBC News. (2011年6月20日). http://www.bbc.com/news/uk-politics-13845025 2018年5月21日閲覧。 
  17. ^ Kirkup, James (2016年7月12日). “David Cameron's worst lie is finally revealed: Larry the cat” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/2016/07/12/david-camerons-worst-lie-is-finally-revealed-larry-the-cat/ 2018年5月23日閲覧。 
  18. ^ Swinford, Steven (2016年7月13日). “David Cameron: I do love Larry the cat and I can prove it” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/2016/07/13/david-cameron-i-do-love-larry-the-cat-and-i-can-prove-it/ 2018年5月23日閲覧。 
  19. ^ “The revelation about how David Cameron spent his weekends he really didn't want publicised” (英語). The Independent. (2016年7月13日). https://www.independent.co.uk/news/people/david-cameron-chillax-chillaxing-chillaxed-description-complain-francis-elliot-times-angry-birds-a7134361.html 2018年5月23日閲覧。 
  20. ^ a b Horton, Helena (2016年7月25日). “Larry the cat makes Whitehall comeback after vet repairs his battle wounds” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/2016/07/25/larry-the-cat-makes-whitehall-comeback-after-vet-repairs-his-bat/ 2018年5月23日閲覧。 
  21. ^ a b Horton, Helena (2016年8月1日). “People are outraged Larry the Cat isn't on David Cameron's honours list” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/2016/08/01/people-are-outraged-larry-the-cat-isnt-on-david-camerons-honours/ 2024年7月8日閲覧。 
  22. ^ Moran, Lee (4 June 2019). “Larry the Downing Street Cat Goes All Passive-Aggressive on Donald Trump”. Huffington Post. https://www.huffpost.com/entry/donald-trump-london-state-visit-larry-cat_n_5cf661cbe4b0e8085e40893e 2024年7月8日閲覧。 
  23. ^ Alex Horton (2019年6月4日). “Larry the Downing Street cat throws diplomatic shade under Trump’s limo”. The Washington Post. https://www.washingtonpost.com/world/2019/06/04/cat-crawled-under-president-trumps-limo-photos-are-purr-fect/ 2024年7月8日閲覧。 
  24. ^ Prince, Rosa (2012年10月16日). “Police called to break up violent cat fight in Downing Street” (英語). ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/politics/david-cameron/9611897/Police-called-to-break-up-violent-cat-fight-in-Downing-Street.html 2018年5月23日閲覧。 
  25. ^ Parkinson, Justin (2012年10月16日). “Downing Street denies cat feud” (英語). BBC News. http://www.bbc.com/news/uk-politics-19967916 2018年5月23日閲覧。 
  26. ^ “Freya has been thrown out of Downing Street” (英語). The Independent. (2014年11月9日). https://www.independent.co.uk/news/uk/politics/george-osbornes-family-cat-freya-sent-away-from-downing-street-to-kent-9849853.html 2018年5月23日閲覧。 
  27. ^ Horton, Helena (2016年4月13日). “Palmerston the cat arrives for work at the Foreign Office” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/2016/04/13/palmerston-the-cat-arrives-for-work-at-the-foreign-office/ 2018年5月23日閲覧。 
  28. ^ Horton, Helena (2017年6月13日). “Tensions grow between Larry and Palmerston as UK in government limbo” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/2017/06/13/tensions-grow-larry-palmerston-uk-government-limbo/ 2018年11月20日閲覧。 
  29. ^ “Limping Larry the cat treated by vet amid 'fracas' with rival Palmerston” (英語). BT.com. http://home.bt.com/news/odd-news/limping-larry-the-cat-treated-by-vet-amid-fracas-with-rival-palmerston-11364074846880 2018年5月23日閲覧。 
  30. ^ a b Horton, Helena (2016年8月3日). “Cabinet office 'to appoint cat called Cromwell as Chief Mouser'” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/2016/08/03/cabinet-office-set-to-appoint-cat-called-cromwell-as-chief-mouse/ 2018年5月23日閲覧。 
  31. ^ Ross, Tim (2016年9月17日). “Fur flies in the House of Lords as peer asks: 'Who pays for Larry the Cat?'” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/2016/09/17/fur-flies-in-the-house-of-lords-as-peer-asks-who-pays-for-larry/ 2018年5月23日閲覧。 
  32. ^ a b Horton, Helena (2016年8月1日). “Number 10 cat Larry loses collar in 'most brutal fight yet' with Foreign Office's Palmerston” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/2016/08/01/larry-loses-collar-in-most-brutal-fight-yet-with-palmerston/ 2018年5月23日閲覧。 
  33. ^ Will Larry cope with Dilyn? Here's Battersea's advice on dogs and cats” (英語). inews.co.uk (2019年9月2日). 2020年9月5日閲覧。
  34. ^ Prince, Rosa (2011年2月28日). “Downing Street defends Larry the cat from anonymous briefing” (英語). ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/politics/conservative/8350377/Downing-Street-defends-Larry-the-cat-from-anonymous-briefing.html 2018年5月17日閲覧。 
  35. ^ a b “Downing Street cat caught napping” (英語). BBC News. (2011年11月15日). http://www.bbc.com/news/uk-politics-15733365 2018年5月17日閲覧。 
  36. ^ a b c “A softer side of government: How Larry the cat became a purr-fect political companion on Downing Street | CBC News” (英語). CBC. https://www.cbc.ca/news/world/larry-chief-mouser-downing-street-1.3932276 2020年9月6日閲覧。 
  37. ^ “The home where the only pay is happiness” (英語). (2012年10月14日). ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/british-volunteer-awards/9606760/The-home-where-the-only-pay-is-happiness.html 2018年5月23日閲覧。 
  38. ^ Robinson, James (2011). The Larry diaries : Downing Street – the first 100 days. London: Simon & Schuster. ISBN 0857207636 
  39. ^ “In pictures: David Cameron's cat – Larry, Chief Mouser of Downing Street”. The Daily Telegraph (London). (3 November 2012). https://www.telegraph.co.uk/news/picturegalleries/uknews/9612986/In-pictures-David-Camerons-cat-Larry-Chief-Mouser-of-Downing-Street.html#?frame=2370652 3 November 2012閲覧。 
  40. ^ Whittaker, Zack (30 July 2012). “Google Street View pays visit to U.K. prime minister”. CNET. 26 August 2014閲覧。
  41. ^ Horton, Helena (2016年7月13日). “Larry vs Palmerston is the real fight in Westminster” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/2016/07/13/larry-vs-palmerston-is-the-real-fight-in-westminster/ 2018年5月10日閲覧。 

外部リンク

Read other articles:

Zhou (divisi administratif) Nama Tionghoa Hanzi: 州 Alih aksara Mandarin - Hanyu Pinyin: zhōu - Wade-Giles: chou1 Min Nan - Romanisasi POJ: chiu Yue (Kantonis) - Jyutping: zau1 Nama Jepang Hiragana: しゅう Alih aksara - Revisi: shū Nama Korea Hangul: 주 Alih aksara - Romanisasi: ju - McCune-Reischauer: chu Nama Vietnam Vietnam: châu Zhou Dinasti Han pada 189 M. Zhou (Hanzi: 州; Pinyin: zhōu; harfiah: 'tanah') adalah divisi politik dalam sejarah Tiongkok. Resmi berdiri p...

 

 

Henk BremmerBiografiKelahiran17 Mei 1871 Leiden Kematian10 Januari 1956 (84 tahun)Den Haag KegiatanPekerjaanArt collector (en), pelukis, art critic (en) dan sejarawan seni Periode aktif1890  –  1910 MuridBertha thoe Schwartzenberg (en) Henk Bremmer (1921); potret karya Bertha van Hasselt (1878-1932) Hendricus Peter (Henk) Bremmer (17 Mei 1871 – 10 Januari 1956) adalah seorang pelukis, kritikus seni, guru seni, kolektor dan diler seni asal Belanda.[1] Ia ada...

 

 

Halaman ini berisi artikel tentang bahasa Persia di Kaukasus. Untuk bahasa di Iran, lihat Bahasa Tati. Cari artikel bahasa  Cari berdasarkan kode ISO 639 (Uji coba)  Kolom pencarian ini hanya didukung oleh beberapa antarmuka Halaman bahasa acak Bahasa Persia Tat zuhun tati Dituturkan di  Azerbaijan  RusiaWilayahKaukasus Utara, Kaukasus SelatanEtnisTat, Yahudi Pegunungan, Tat ArmeniaPenutur(28.000, tidak termasuk penutur bahasa Persia Tat Yahudi per 1989)[1] Ru...

Artikel ini bukan mengenai Katedral Victoria. Katedral VictoriaKatedral Bunda KemenanganInggris: Cathedral of Our Lady of Victorycode: en is deprecated Katedral VictoriaTampilkan peta TexasTampilkan peta Amerika Serikat28°49′27″N 96°59′31″W / 28.8243°N 96.9919°W / 28.8243; -96.9919Koordinat: 28°49′27″N 96°59′31″W / 28.8243°N 96.9919°W / 28.8243; -96.9919Lokasi1309 Mesquite LaneVictoria, TexasNegaraAmerika SerikatDenominas...

 

 

K. H.Hisjam bin Hoesni Ketua Umum Muhammadiyah ke-3Masa jabatan1934 – 1936 PendahuluK. H. Ibrahim bin FadlilPenggantiK. H. Mas Mansoer Informasi pribadiLahir10 November 1883Ngayogyakarta, Hindia BelandaMeninggal20 Mei 1945(1945-05-20) (umur 61)Ngayogyakarta, Hindia BelandaSunting kotak info • L • B K. H. Hisjam bin Hoesni (ER, EYD: Hisyam bin Husni; 10 November 1883 – 20 Mei 1945) adalah Ketua Pengurus Besar Muhammadiyah yang ketiga. Ia memimp...

 

 

Clasificación para la Copa Mundial de Fútbol de 1974 1971-1974      Clasificados      Eliminados      No Participaron      No Pertenecen a FIFA Fecha 14 de noviembre de 197113 de febrero de 1974 Cantidad de equipos 99 Equipos clasificados Ver listaFRG Alemania FederalBRA BrasilSWE SueciaITA ItaliaGDR Alemania DemocráticaNED Países BajosPOL PoloniaBUL ...

AmirAli ShamkhaniPengabdianIranLama dinas1981–sekarangPangkatLaksamana MudaKomandanAngkatan Laut Tentara Penjaga Revolusi IslamAngkatan Laut Republik Islam IranPerang/pertempuranPerang Iran–IrakPenghargaan Order of Fath (3) Order of Abdulaziz Al Saud Sekretaris Dewan Keamanan Nasional TertinggiPetahanaMulai menjabat 10 September 2013PresidenHassan RouhaniEbrahim Raisi PendahuluSaeed JaliliPenggantiPetahanaMenteri PertahananMasa jabatan20 Agustus 1997 – 24 Agustus 2005P...

 

 

سلاحف النينجا: الخروج من الظلالTeenage Mutant Ninja Turtles: Half Shell (بالإنجليزية) الشعارملصق الفيلممعلومات عامةالتصنيف فيلم ثلاثي الأبعاد — Teenage Mutant Ninja Turtles film (en) الصنف الفني حركة، كوميدي، فنون قتاليةالموضوع غزو فضائي تاريخ الصدور 2016مدة العرض 112 دقيقةاللغة الأصلية الإنجليزيةمأخوذ عن T...

 

 

Private, all-female school in Affton, Missouri, United States This article is about a school in St. Louis. For the New Orleans school that once had the same name, see Brother Martin High School. This article needs additional citations for verification. Please help improve this article by adding citations to reliable sources. Unsourced material may be challenged and removed.Find sources: Cor Jesu Academy – news · newspapers · books · scholar · JSTOR (De...

Radio station in St. John's, Newfoundland and Labrador CKSJ-FMSt. John's, Newfoundland and LabradorBroadcast areaAvalon PeninsulaClarenvilleFrequency101.1 MHz (FM)BrandingCoast 101.1ProgrammingFormatClassic hitsOwnershipOwnerAndrew Bell(Coast Broadcasting Ltd.)HistoryFirst air dateFebruary 12, 2004Call sign meaningC(K)oast St. John's (branding and broadcast area)Technical informationClassCERP20,000 wattsHAAT221 meters (725 ft)LinksWebcastListen LiveWebsitecoast1011.com CKSJ-FM (101.1 MHz...

 

 

مسجد جمكران، أحد المساجد المهمة عند الشيعة، ويعتقد الشيعة أن له صلة بالإمام المهدي، ويقع هذا المسجد في إيران.[1] مسجد جمكران صورة للمسجد إحداثيات 34°35′02″N 50°54′53″E / 34.583888888889°N 50.914722222222°E / 34.583888888889; 50.914722222222   معلومات عامة الموقع جمكران[2]  القرية أو ا...

 

 

American mining businessman (1940–2020) For other people named Robert Murray or Bob Murray, see Robert Murray. Robert E. MurrayRobert Murray in 2019BornRobert Edward Murray(1940-01-13)January 13, 1940Martins Ferry, Ohio, U.S.DiedOctober 25, 2020 (aged 80)St. Clairsville, Ohio, U.S.Alma materOhio State University (BE)OccupationBusiness executivePolitical partyRepublicanSpouseBrenda Lou MooreChildren3 Robert Edward Murray (January 13, 1940 – October 25, 2020) was an A...

Metropolitan borough in EnglandKirkleesMetropolitan boroughFrom left to rightTop: Huddersfield skylineUpper: Dewsbury Minster and Cleckheaton town hallLower: Holmfirth town centre and Marsden MoorBottom: Kirklees Light Railway and Castle Hill with the Victoria Tower Coat of armsKirklees shown within West YorkshireSovereign state United KingdomConstituent country EnglandRegionYorkshire and the HumberCity regionLeedsCeremonial countyWest YorkshireEstablished1 April 1974Administrative...

 

 

1969 science fiction novel by Philip K. Dick Galactic Pot-Healer First editionAuthorPhilip K. DickCover artistSanford KossinCountryUnited StatesLanguageEnglishGenreScience fictionPublisherBerkley BooksPublication date1969Media typePrint (hardback & paperback)Pages144 Galactic Pot-Healer is a science fiction novel by American writer Philip K. Dick, first published in 1969. The novel deals with a number of philosophical and political issues such as repressive societies, fatalism, ...

 

 

British botanist William Grant Craib FLS FRSE (10 March 1882 in Banff, Aberdeenshire – 1 September 1933 in Kew) was a British botanist. Craib was Regius Professor of Botany at Aberdeen University and later worked at the Royal Botanic Gardens, Kew.[1][2] Life Craib was born in Banff, Aberdeenshire in northern Scotland on 10 March 1882 and he was educated at Banff Academy and Fordyce Academy.[3] He entered Aberdeen University as an Art student but due to problems with ...

Questa voce sull'argomento calciatori italiani è solo un abbozzo. Contribuisci a migliorarla secondo le convenzioni di Wikipedia. Segui i suggerimenti del progetto di riferimento. Franco Rotella Franco Rotella con la maglia del Genoa (1990) Nazionalità  Italia Calcio Ruolo Ala Termine carriera 2002 CarrieraGiovanili  GenoaSquadre di club1 1983-1985 Genoa14 (1)1985-1986 SPAL27 (3)1986-1990 Genoa69 (3)1990-1991 Triestina25 (2)1991-1994 Pisa105 (7)[...

 

 

Wasselonnecomune Wasselonne – Veduta LocalizzazioneStato Francia RegioneGrand Est Dipartimento Basso Reno ArrondissementMolsheim CantoneSaverne AmministrazioneSindacoMichèle Eschlimann TerritorioCoordinate48°38′N 7°27′E / 48.633333°N 7.45°E48.633333; 7.45 (Wasselonne)Coordinate: 48°38′N 7°27′E / 48.633333°N 7.45°E48.633333; 7.45 (Wasselonne) Superficie14,99 km² Abitanti5 755[1] (2020) Densità383,92 ab./km² C...

 

 

American professional wrestler (born 1982) Vordell WalkerWalker (right) in January 2012Birth nameEdward Vordell Walker[1]Born1982 (age 41–42)Savannah, GeorgiaProfessional wrestling careerRing name(s)Vordell Walker[2][3]Billed height6 ft 0 in (1.83 m)[2][3]Billed weight226 lb (103 kg)[2]Trained byTalon[2][3]Mastodon[2][3]DebutJanuary 24,2001 Edward Vordell Walker[3] (born...

جازمين سولفن معلومات شخصية الميلاد 9 أبريل 1987 (37 سنة)  فيلادلفيا  مواطنة الولايات المتحدة  لون الشعر شعر بني  الحياة الفنية النوع ريذم أند بلوز،  وموسيقى السول[1][2][3]،  وبوب[4][5][6]،  وآر أند بي معاصر[7][8]  نوع الصوت رنان  ا�...

 

 

Election 1998 United States Senate election in Oregon ← 1996 (special) November 3, 1998 2004 →   Nominee Ron Wyden John Lim Party Democratic Republican Popular vote 682,425 377,739 Percentage 61.05% 33.79% County results Wyden:      40–50%      50–60%      60–70%      70–80%Lim:      50–60% U.S. senator before election Ron Wyden...