ラミ・サイード・マレック(Rami Malek, 本名: Rami Said Malek, アラビア語: رامي سعيد مالك, 1981年5月12日 - )は、カリフォルニア州ロサンゼルス出身のエジプト系米人の俳優。両親はエジプト出身。
人物
エジプト系[1][2]で双子の兄弟がいる[3]。自身と両親はコプト教徒である[4]。地元カルフォルニアのノータルダム高校では女優レイチェル・ビルソンと同級生、一学年下のキルスティン・ダンストとは同じミュージカル・シアター・クラスを専攻していた[5]。インディアナ州のエバンズビル大学で学ぶ[6]。また、ラミ・マレックにはコロンビア人の叔母が2人おり、ラテン系住民が多いロサンゼルス南部で育ったため、ラテン文化の影響を多く受けて育ったと言う。
恋愛
2023年、エマ・コリンとの熱愛報道が新聞「デイリー・メール」にて出された[7]。
経歴
2005年〜2007年まで放送されたFOXのコメディ・ドラマ『家族戦争』における、主人公家族の隣に住むゲイの少年ケニー役で一躍人気をつかむ。
2006年、2009年、2014年公開の映画『ナイト ミュージアム』シリーズで「展示物」である若きエジプト国王アクメンラー役を演じる[6]。以降、その独特な風貌を生かしたオリエンタルな役を多く務める。
2010年、『24 -TWENTY FOUR-』第8シーズンに、エジプト系の自爆テロ犯マルコス・アル=ザカール役で出演。
2010年にアメリカ・日本で放送されたテレビドラマの『ザ・パシフィック』ではニューオーリンズ出身の、メリエル・シェルトン伍長を演じた。この役は登場時「嫌な奴」というネガティブイメージの役だったが、ジョゼフ・マゼロ演じる主人公のユージン・スレッジと戦場でお互い次第に理解し合えるようになり、「飼い犬が死んだ」と気落ちしたスレッジを「気の毒に」「犬の1年は、人間で言うと7年らしいから・・・」と気遣うといった、「不器用ながらも非常に人間くさく、友情には義理深い」という役を演じた。
2011年公開、トム・ハンクス主演の映画『幸せの教室』に出演。
2012年公開の映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』で、エジプト族のヴァンパイア、ベンヤミン役で出演。『家族戦争』で恋人同士を演じたジャクソン・ラスボーンと、久々の共演となる。
2015年スタートのドラマ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』で主人公エリオット・オルダーソンを演じ、ゴールデングローブ賞2年連続ノミネート、第68回エミー賞主演男優賞(ドラマシリーズ部門)を受賞[8]。
2018年公開の伝説のロックバンドクイーンを描いた伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』ではボーカルのフレディ・マーキュリー役で主演。振付師ではなく、モーショントレーナーに師事、フレディを見事に演じた。クイーンのメンバーで、ベーシストのジョン・ディーコンを演じたジョゼフ・マゼロとは、2010年のテレビドラマ『ザ・パシフィック』以来の共演となった。2019年2月24日、第91回アカデミー賞で主演男優賞を受賞[9]し、アラブ系の俳優としては初となるオスカー俳優となった。
2021年10月公開の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で本作の悪役サフィンを演じる。アラブ系でアカデミーとゴールデングローブの両方を受賞した俳優をキャスティングしたのは本作が初めての作品となった。
2023年、マット・リーヴス監督が開発を手がけるバスター・キートンの伝記リミテッド・シリーズにキートン役として主演を務めることが発表された[10]。
出演作品
※太字表記は主演。
映画
テレビシリーズ
ゲーム
受賞とノミネート
映画
テレビシリーズ
出典
- ^ “California Births, 1905–1995”. Family Tree Legends. July 1, 2011閲覧。
- ^ “Interview with Rami Malek of "The War At Home"”. AfterElton.com. 2011年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年1月6日閲覧。
- ^ “Rami & Sami Malek.jpg”. Robin Platzer/Twin Images. January 6, 2011閲覧。
- ^ “「白くない」エミー賞に、アラブの春を思い起こす” (2016年9月26日). 2018年11月12日閲覧。
- ^ allcinema. “ラミ・マレック(Rami Malek)”. allcinema. 2024年11月14日閲覧。
- ^ a b “IMDb – Rami Malek”. IMDb.com. January 6, 2011閲覧。
- ^ “ラミ・マレックとエマ・コリンの熱愛発覚 キスシーンをキャッチされる”. ELLE (2023年9月21日). 2024年11月14日閲覧。
- ^ Inc., Natasha,. “「ゲーム・オブ・スローンズ」2年連続エミー賞作品賞に輝く、「SHERLOCK」も受賞 - 映画ナタリー”. 映画ナタリー. 2018年11月13日閲覧。
- ^ “【アカデミー賞速報】主演男優賞は「ボヘミアン・ラプソディ」ラミ・マレック”. 映画ナタリー. ナターシャ (2019年2月25日). 2019年2月25日閲覧。
- ^ “ラミ・マレック、喜劇王バスター・キートンの伝記ドラマに主演へ ─ 『ザ・バットマン』監督が手がける | THE RIVER”. theriver.jp (2023年1月20日). 2024年11月14日閲覧。
外部リンク
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