キウェテル・イジョフォー(Chiwetel Ejiofor, CBE、1977年7月10日 - )は、イギリス出身の俳優。『Radio Times』は「CHOO-it-tell EDGE-ee-oh-for」と発音するとしている一方[2]、『エンパイア』は「CHOO-wet-el EJJ-i-oh-for」と発音するとしている[3]。
来歴
ロンドンでナイジェリア出身のイボ人の両親の元に生まれる[4]。父は医師で母は薬剤師であった[5][6]。13歳の時からダリッジ・カレッジで演技を学ぶ。1995年に演劇『オセロ』でオセロ役を得て、注目される。1997年にスティーヴン・スピルバーグの『アミスタッド』で映画デビューを果たす。
彼はロンドンの演劇界で重要な役者となり、ローレンス・オリヴィエ賞など数々の賞を受賞する。映画への出演が増えた現在も、シェイクスピア関連の演劇を中心に出演し続けている。2008年には大英帝国勲章を授与された[7]。
2013年公開の『それでも夜は明ける』でソロモン・ノーサップ役を演じ、第86回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた[8]。
日本語表記の揺れ
日本語のカナ表記はキウェテル・イジョフォー以外にも表記揺れが見受けられる。順不同で以下に例示する。
フィルモグラフィ
映画
テレビ
年 |
題名 |
役名 |
備考 |
吹き替え
|
2011 |
シャドウ・ライン The Shadow Line |
ジョナ・ガブリエル |
ミニシリーズ、計7話出演 |
|
2013 |
Dancing on the Edge |
Louis |
ミニシリーズ、計6話出演 |
—
|
2019 |
宇宙からみた地球 Earth from Space |
ナレーター |
計4話出演 |
|
2022 |
地球に落ちて来た男 The Man Who Fell to Earth |
ファラデー |
計10話出演 |
|
授賞とノミネート
脚注
- ^ “BFI | Film & TV Database | EJIOFOR, Chiwetel”. Ftvdb.bfi.org.uk (2009年4月16日). 2012年10月31日閲覧。
- ^ “How do you pronounce Chiwetel Ejiofor?”. Radio Times (2013年11月27日). 2014年3月15日閲覧。
- ^ “Chiwetel Ejiofor - Hollywood Pronunciation Guide”. エンパイア (2013年11月9日). 2014年3月15日閲覧。
- ^ The rainbow's end | | guardian.co.uk Arts
- ^ Raphael, Amy. "Almost famous", The Guardian, 3 November 2002. Accessed 9 July 2007.
- ^ Husband, Stuart (11 November 2007). “Chiwetel Ejiofor: it's always the quiet ones...”. The Daily Telegraph (London). http://www.telegraph.co.uk/arts/main.jhtml?xml=/arts/2007/11/11/sv_chiwetelejiofor.xml&page=2 28 April 2010閲覧。
- ^ "No. 58729". The London Gazette (Supplement) (英語). 14 June 2008. p. 10.
- ^ “アカデミー賞ノミネーションが発表!『ゼロ・グラビティ』『アメリカン・ハッスル』が最多10部門”. シネマトゥデイ (2014年1月16日). 2021年3月2日閲覧。
- ^ 猿渡由紀 (2013年12月25日). “『それでも夜は明ける』のポスターが問題に”. チケットぴあ. 2014年3月9日閲覧。
- ^ “チュイテル・イジョフォー&マイケル・ファスベンダー”. SCREEN. 2014年3月7日閲覧。
- ^ “ビヨンセが『ライオン・キング』のリメイク実写版でナラ役に正式決定”. BAZAAR. 2020年2月26日閲覧。
- ^ “【今さら訂正しずらい!?】 日本で間違って広まった海外スターの名前大特集”. 映画board. 2020年2月26日閲覧。
- ^ 中島由紀子 (2014年3月3日). “アカデミー賞速報 その1”. HAPPY PLUS. 集英社. 2014年3月5日閲覧。
外部リンク