BRTサンウェイ線(BRT Sunway Line)は、マレーシアのセランゴール州にあるラピドKL(RapidKL Bus)が運行するバス高速輸送システム(BRT)路線である。路線カラーはグリーンで番号はB1である。
東南アジアでは初の高架式BRTである他、全車両が電気バスで運行されている[1]。
概要
BRTサンウェイ線はサンウェイ-スティア・ジャヤ駅からUSJ7駅までの計7駅、全長5.4kmを結び、スバン・ジャヤ市の主要地域を通る。
全線が高架によるバス専用道であり、都市高速鉄道と類似した機能を持つ。この専用道は一般道路と接続するランプは設けられておらず、またBRTサンウェイ線以外の車両の通行権はない。
本路線の整備における総額は63.4億リンギットとなり、70%がプラサラナ・マレーシア、15%がサンウェイ・グループにより出資され、残りはUnit Kerjasama Awam Swasta(UKAS)の補助金で賄われた[2]。
サンU-モナッシュ駅にはパークアンドライド用の駐車場施設が併設されており、計1153台(うち女性用102台、障害者用23台、オートバイ用121台)分の駐車スペースがある[3]。
運用
2015年6月2日に営業運転が開始された。開業から2か月間は無料で運行された。車両の運転間隔は4~8分である[4]。
2018年12月1日以降、現在の運賃設定となっている[5]。
駅一覧
車両
車両は全て電気バスが使用され、計15台が在籍している[6]。BYD K9に準じた足回りを使用し、車体の製造および架装はグミラン・コーチワークス(英語版)により行われた[7][8]。
脚注
- ^ “Sunway elevated bus rapid transit to start in June”. The Star Online. 2020年2月27日閲覧。
- ^ “Prasarana: More BRT could be built at various locations”. New Straits Times. 2020年2月27日閲覧。
- ^ “Malaysia’s 1st BRT System, BRT-Sunway Line is Now Open”. Sunway Group Malaysia. 2020年2月27日閲覧。
- ^ “The SUNWAY Bus Rapid Transit (BRT) Line: Lessons for The Future1”. Penang Institute. 2020年2月27日閲覧。
- ^ “BRT Sunway Line”. Rapid KL. 2020年2月27日閲覧。
- ^ “Southeast Asia's Largest Zero-Emissions Electric Bus Order Awarded to BYD”. MarketWatch. 2020年2月27日閲覧。
- ^ “BYD INTRODUCTION & GLOBAL EV OPERATION”. BYD SINGAPORE. 2020年2月27日閲覧。
- ^ “HK listing expands horizons for JB bus maker”. The Edge Markets. 2020年2月27日閲覧。
外部リンク