ヨウ化タンタル(V)
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識別情報
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CAS登録番号
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14693-81-3 TaI5 , 26814-38-0 Ta2I10
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PubChem
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84598
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ChemSpider
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76319
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EC番号
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238-742-4
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[I-].[I-].[I-].[I-].[I-].[Ta+5]
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InChI=1S/5HI.Ta/h5*1H;/q;;;;;+5/p-5 Key: MISXNQITXACHNJ-UHFFFAOYSA-I
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特性
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化学式
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Ta2I10
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モル質量
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1631
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外観
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黒色固体
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密度
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5.8 g/cm3
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融点
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382 °C, 655 K, 720 °F (昇華[1])
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危険性
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GHSピクトグラム
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GHSシグナルワード
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危険(DANGER)
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Hフレーズ
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H314, H331
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Pフレーズ
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P260, P261, P264, P271, P280, P301+330+331, P303+361+353, P304+340, P305+351+338, P310, P311, P321, P363, P403+233
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特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
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ヨウ化タンタル(V)(Tantalum(V) iodide)は、化学式Ta2I10の無機化合物である。化合物名は、実験式がTaI5であることによる[2]。反磁性の黒色固体で、容易に加水分解する。2つのTaI5ユニットが1対のヨウ化物架橋で繋がる陵共有の複八面体構造である。タンタル中心間の結合は持たない[3]。塩化ニオブ(V)、臭化ニオブ(V)、ヨウ化ニオブ(V)、塩化タンタル(V)、臭化タンタル(V)は、全てこの構造モチーフを共有する。
合成と構造
ヨウ化タンタル(V)は、五酸化タンタル(Ta2O5)とヨウ化アルミニウム(AlI3)の反応で合成される[4]。
- 3 Ta2O5 + 10 AlI3 → 6 TaI5 + 5 Al2O3
性質と利用
融解すると、臭素に似た色の蒸気を放つ褐色の液体となる。オレフィンをオリゴマー化する際の触媒として使われる[5]。
脚注
参考文献