ユーロジェット・ターボ(EuroJet Turbo GmbH)は、イギリスのロールス・ロイス、イタリアのアヴィオ、スペインのITP、ドイツのMTU AEから構成される合弁企業である。ミュンヘンの近くのHallbergmoosに本社がある。
ユーロジェットは1986年にユーロファイターに搭載するEJ200ターボファンエンジンの開発、生産、整備、販売支援を目的として設立された[1]。元々のパートナーはロールス・ロイス、MTU、フィアット、セネル・アエロナウティカだった。フィアットは航空機エンジン部門を売却し現在はアヴィオである。セネルの航空機エンジン部門は、セネルとロールス・ロイス plcの合弁企業ITPとなっている。
表1 ユーロジェット・ターボの構成[2]
構成各社
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開発割合
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生産割合
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分担箇所
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英 ロールス・ロイスplc
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33%
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34.5%
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燃焼器、高圧タービン、エンジン監視装置
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独 MTU アエロエンジンズ
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33%
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30%
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低圧、高圧圧縮機、デジタルエンジン制御監視装置のシステム設計
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伊 アヴィオ
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21%
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19.5%
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低圧タービン、アフターバーナー、ギアボックスと空気/油圧装置
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西 ITP
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13%
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16%
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外部ノズル、ジェットパイプ、排気ディフューザー、バイパスダクトと外装
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脚注
出典
外部リンク