モー・ヘイダー(Mo Hayder、1962年 - 2021年7月27日)は、イギリスの推理作家。エセックス生まれ。本名は、Clare Dunkel(クレア・ダンケル)。
略歴
15歳で学校をやめ、バーのメイド、警備員、映画制作、東京のクラブのホステス、英語教師など職を転々とした。ワシントンD.C.のアメリカン大学で映画制作について学び修士号を取得。その後、イングランドのバース・スパ大学でクリエイティブ・ライティングの修士号を取得した。
処女作『死を啼く鳥』(原題:Birdman 、2000年)が世界的にベストセラーとなり、第2作『悪鬼の檻』(2001年)、第3作"Tokyo" (2004年)、第4作"Pig Island" (2006年)と続く3作も『サンデー・タイムズ』でベストセラーとなった。"Pig Island" はバリー賞とCWA賞にノミネートされ、第5作"Ritual" はイアン・フレミング・スチール・ダガー賞にノミネートされた。2012年に『喪失』でエドガー賞 長編賞を受賞した[1]。
パートナーと娘とサマセットのバースに居住。
2020年12月、運動ニューロン病と診断され、2021年7月27日に合併症で死去[2]。
受賞歴
主な作品
- Jack Caffery シリーズ
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- Walking Man シリーズ
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- Ritual (2008)
- Skin (2009)
- Gone(『喪失』) (2010)
- Quiet Day (2012)
- その他
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日本語訳された作品
- 『死を啼く鳥』ハルキ文庫、小林宏明訳、角川春樹事務所、2002年
- 『悪鬼(トロール)の檻』ハルキ文庫、小林宏明訳、角川春樹事務所、2003年
- 『喪失』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、北野寿美枝訳、早川書房、2012年
- 『人形(ひとがた)』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、北野寿美枝訳、早川書房、2016年
- 『虎狼』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、北野寿美枝訳、早川書房、2016年
脚注
外部リンク