モスクワ国際関係大学 (モスクワこくさいかんけいだいがく、英語 : Moscow State Institute of International Relations 、公用語表記: Московский государственный институт международных отношений университет )は、ロシア連邦 モスクワ に本部を置くロシア連邦 の国立大学 。1944年 創立、1944年 大学設置。大学の略称 はМГИМО(MGIMO)。
ロシア外務省 付属の公立大学であり、国際関係 および外交 専門家などの養成のための高等教育機関として知られる。
沿革
1944年 10月14日 、モスクワ大学 国際関係学部 を母体として、ソビエト連邦外務省 に付属する高等教育機関として設立された。これは同年のソ連人民委員会議 (政府)が決定した国際関係学校再編に基づくものである。モスクワ国際関係大学創設に当たっては、エフゲニー・ターレ (w:Yevgeny Tarle )、ゲオルギー・フランツォフならびにセルゲイ・クルイロフ (国連憲章 の起草者の1人)らが大きな役割を果たした。
モスクワ国際関係大学初年度の入学生は、200人であった。当初、学部として国際関係学部、経済学部 、法学部 が設置された。1954年、モスクワ国際関係大学はロシア最古の教育機関のひとつである、モスクワ東洋学院 と統合された。
モスクワ国際関係大学は、ソビエト連邦およびロシアにおける外交、対外経済関係、国際ジャーナリズムの各分野におけるエリート、専門家の養成機関として機能し、ソ連時代においては、外務省、対外経済関係省、報道機関、国際問題関係の研究所に多くの人材を送り込んできた。ソ連崩壊後も、この分野での役割に大きな変化は無く、モスクワ大学と双璧を成す国家エリート養成のための公立大学として光芒を放っている。
教育体制・大学施設
モスクワ国際関係大学には、6つの学部と4つの研究所がある。[要出典 ]
学部
国際関係学部(ロシア語 : Факультет международных отношений )[ 1]
国際法学部(ロシア語 : Международно-правовой факультет )[ 1]
国際経済関係学部(ロシア語 : Факультет Международных экономических отношений )[ 1]
政治学部(ロシア語 : Факультет политологии )[ 1]
国際ジャーナリズム学部(ロシア語 : Факультет международной журналистики )[ 1]
国際ビジネス・業務管理学部(ロシア語 : Факультет международного бизнеса и делового администрирования )[ 1]
欧州学研究所(ロシア語 : Европейский учебный институт )[ 1]
国際行政研究所(ロシア語 : Международный институт управления )[ 1]
対外経済関係研究所[要出典 ]
国際エネルギー政策・外交研究所(ロシア語 : Международный институт энергетической политики и дипломатии )[ 1]
2000年 現在、約4500名の学生(留学生約500名を含む)が国際関係、政治学、グローバル経済、法律、管理、ジャーナリズムおよび広報の各分野で学究生活を送っている。教職員は1100名。この内、博士 号を有する教授が150名、準教授が400名(その内、博士候補 号を持つ者は300名)を有している。これらの学者の中にはロシア科学アカデミー に所属する者もいる。国際関係学部で日本語、日本歴史、日本経済が教えられている。
大学の風景
出身者
脚注
外部リンク
座標 : 北緯55度40分18秒 東経37度29分25秒 / 北緯55.67165度 東経37.49021度 / 55.67165; 37.49021