『ミステリーボニータ 』は、秋田書店 が発行している月刊 少女 漫画雑誌 。毎月6日発売[ 3] 。
概要
1987年 5月、『ボニータ 』の増刊として創刊された[ 4] [ 2] 。創刊号の表紙は高階良子 が担当[ 2] 。創刊ごろはミステリー の長編読み切り作品が主で、「読み応えのある少女誌ならではの幻想的なミステリー作品」が掲載された[ 2] 。創刊号からNo.4までは年数回、発売日を定めずに不定期に刊行される増刊であった[ 2] 。No.5から次号予告を掲載[ 2] 。1988年 は2冊、1989年 は3冊、その後1993年 まで年に5冊から7冊刊行された[ 2] 。
1993年 に隔月刊化し、発売日が8日となる[ 2] 。
2013年 4月号よりリニューアルを敢行し、『九 neuntote』、『パレードはどこへ行くの?』、『クジラの子らは砂上に歌う 』、『アンの世界地図〜It’s a small world〜』など新連載を順次開始。宝島社 の漫画紹介ムック 『このマンガがすごい! 』2015年版オンナ編において、『クジラの子らは砂上に歌う』が第10位、『パレードはどこへ行くの?』が第47位にランクインした。
2018年、「プリンセスGOLD 」の電子書籍専売に伴い、『ケルン市警オド』が6月特大号、『白妖(びゃくよう)の娘』が7月特大号より移籍。
2019年、「Unlimited」「群青のアンサンブル」「写楽心中」を10月号よりコミックスと同じタイトルに改題した。
2020年1月号より再びリニューアルが行われた[ 5] 。誌名のロゴと表紙デザインを一新し、よりミステリー作品に特化した誌面を展開する[ 5] 。
『プリンセスGOLD』が2020年1月16日配信の2月号で休刊となったため、2020年4月号より『やじきた学園道中記F(ファイナル)』の移籍新連載がスタートした。
2020年9月特大号よりコバルト文庫 『炎の蜃気楼(ミラージュ) 』原作第2巻「緋(あか)の残影」のコミカライズ 連載『炎の蜃気楼R(リブート)』が開始された[ 注 1] 。
2021年、2月特大号で『後宮香妃物語』を終了し『月刊プリンセス 』に移籍連載することになった。また、「西荻窪 三ツ星洋酒堂 」がTVドラマ化され、MBS 「ドラマ特区 」枠で放送された。
現在連載中の作品
2025年1月号現在。
休載中・連載中か不明の作品
休載中の作品
過去の掲載作品
あ行
あがりたる世と蜘蛛御前(魅月乱)
あなたのお仕事なんですか? 〜働く女性に突撃レポ!〜(赤塚祭)
アナトミア〜解剖してわかったことだが、人間は必ず死ぬようにできている〜(高城玲):2022年9月号[ 33] - 2023年4月号→『月刊プリンセス』に移籍[ 15]
妖しの森の幻夜館(高階良子)
アンドロメダ号で女子会を(白井弓子 )
アンの世界地図〜Is's a small world〜(吟鳥子)
Unlimited → Unlimited VS 絞殺姫(亜月亮 ):2018年1月号 - 4月号、2019年10月号 - 2020年1月号[ 5]
イーフィの植物図鑑 (奈々巻かなこ)
異世界王子(浜田翔子)
イワとニキの新婚旅行(白井弓子)
ヴィエンナ・コネクション(高瀬理恵)
海の女神と旅立つ船(白井弓子)
エイラと外つ国の王(びっけ ):2019年7月号[ 34] - 2024年8月号[ 24]
『エロイカより愛をこめて』に愛をこめて!! (原作:青池保子 ):2021年7月号[ 35] - 2023年8月号[ 注 4]
O 環状結界都市 → 大阪環状結界都市(白井弓子)
大家不動産の優良事故物件(マキノマキ):2020年1月号 -
おしえごと 同人教師と天才ギャル(とみさー):2023年5月号[ 37] - 2024年9月号[ 38]
オレは篠崎ハルカが嫌いだ(松永江莉子)
か行
炎人 (東山むつき )
かみがたり[ 注 5] (くせつきこ)
カラフル・クロウ(秋乃茉莉 )
KEY JACK(潮見知佳 )
KEY JACK TEENAGE EDITION(潮見知佳)
KEY JACK DEADLOCK(潮見知佳)
KEY JACK KEEP ALIVE(潮見知佳)
キーリ (手代木史織 )
君といつまでも〜東京下町吸血鬼物語〜(小林モリヲ)
キミノトナリ-闇都市伝説-(亜月亮 )
きみを死なせないための物語(吟鳥子): - 2020年10月号[ 39]
きみを死なせないための物語〜番外編〜(吟鳥子):2021年2月号[ 40] - 2021年7月号[ 35]
『吸血鬼すぐ死ぬ 』公式アンソロジー 新横浜で会いましょう(原作:盆ノ木至 ):2021年8月号[ 41] - 2024年5月号[ 20]
9番目のムサシ (高橋美由紀)※『きらら16 』より移籍
9番目のムサシ ミッション・ブルー(高橋美由紀)
9番目のムサシ レッドスクランブル(高橋美由紀)
9番目のムサシ サイレントブラック(高橋美由紀): - 2020年1月号[ 5]
恐怖博士の研究室 (根本尚 )
虚妄の女王〜辺境警備外伝〜(紫堂恭子 ):2020年12月号[ 10] - 2022年5月号[ 42]
着るプラチナ〜魔女のドレス〜(黒井あがさ )
銀のノルタルヂア-イーハトーブ幻想童話集-(森山真臣乳→森山まみち)
傀儡師リン (和田慎二 )[ 注 6]
傀儡の檻 インダクションゲーム(原作:矢樹純 、加藤山羊 ): - 2019年7月号
九龍葬査回奇録(晴十ナツメグ ):2020年12月号[ 10] - 2021年11月号
クジラの子らは砂上に歌う (梅田阿比 ): - 2023年2月号[ 45]
クジラの子らは砂上に学ぶ(原案:梅田阿比、梅田海老):2018年5月号 -
朽ちかけ龍の契約者(みどりわたる):2022年4月号[ 46] - 2024年2月号[ 47]
-クロノス- 漆黒の神話 (高階良子)
群青のアンサンブル → 群青のアンサンブル 〜2年3組の生徒たち〜(遠野由来子)
月光社ボーレイ奇譚(川端新)
ゲッコーと月光と結婚(黒井あがさ)
幻獣の星座 (秋乃茉莉)
幻想夜話シリーズ(高階良子)
後宮香妃物語(原作:伊藤たつき、キャラクター原案:カスカベアキラ、橘ミズキ)→『月刊プリンセス』に移籍
煌如星シリーズ (藤田あつ子 )
告別にはまだ早い(D・キッサン )
この一杯は天使の取り分(糸井のぞ):2022年4月号[ 46] - 2024年7月号[ 48]
さ行
咲良の居酒屋歳時奇(永久保貴一 )
さよなら私の兵馬俑 機械仕掛けの神話(白井弓子 )
三国志ジョーカー(青木朋)
Gペンマジック のぞみとかなえ(崇山祟 ):2020年9月号[ 8] - 2022年10月号[ 14]
シックスセンスマイナスワン(三月病):2022年9月号[ 33] - 2024年11月号[ 49]
写楽心中(会田薫)
衆議院議員日本一(根本尚 )
終末フレンズ(久世みずき )
少年吸血鬼の軟禁部屋(桂明日香 ):2022年2月号[ 50] - 2024年11月号[ 49]
しろいねこの学校(天乃タカ)
神域のシャラソウジュ〜少年平家物語〜(奈々巻かなこ):2020年3月号 -
神託と灰色の髪の少年 機械仕掛けの神話〜ギリシャ神話〜(白井弓子 )
すきま日誌シリーズ(桟敷美和)
千千に鬼こそ(青井波子):2014年1月号[ 51] -
た行
な行
は行
新パズルゲーム☆はいすくーる(野間美由紀 )
バットゥータ先生のグルメアンナイト(亀):2022年12月特大号[ 59] - 2024年12月号[ 60]
はっぴぃ猫日記 まるっとねこにゃん(九条タカオミ)
パレードはどこへ行くの?(鈴木志保 )
ひとっこひとり百鬼の里(室長サオリ)
瞳に映るは銀の月(北原文野 )
白妖の娘(木原敏江 )
ピジョン・プラン(林美里)
微 超能力部!(藤田まる美)
ファタモルガーナの館-あなたの瞳を閉ざす物語- (原作・監修:縹けいか、作画:兼宗)
独法師と嘘つき(由多ちゆ )
ひみつの月(中村理恵)
ふしぎ道士伝 八卦の空(青木朋)
変幻退魔夜行 カルラ舞う! 葛城の古代神(永久保貴一 )
変幻退魔夜行 カルラ舞う! 【外伝 安倍晴明編】(永久保貴一)
「カルラ舞う!」式 開運巡礼(永久保貴一)
変幻退魔夜行 カルラ舞う! 【湖国幻影城】(永久保貴一): - 2018年12月号[ 61]
炎の蜃気楼R (原作:桑原水菜 、作画:浜田翔子 ):2020年9月号[ 8] - 2024年11月号[ 49]
ま行
や行
ら行
映像化作品
アニメ化
本誌へ移籍前にOVA化された作品に『悪魔の花嫁 』シリーズ、『やじきた学園道中記 』シリーズがある。
実写化
脚注
注釈
^ 原作者は桑原水菜 、作画は前回「セリエミステリー」(白泉社 )で連載された時と同じ浜田翔子
^ "緊急予告" と銘打たれ、『クリスタル☆ドラゴン』完全復活後第1回は2014年7月号(6/6発売)の巻頭カラーで登場すると連載再開を祝う告知がp.73に掲載されると共に、同頁下部にて、作画を担当してきた別作品『悪魔の花嫁』が『クリスタル☆ドラゴン』再開に伴い、翌5月号掲載分をもって "一時休載" をする旨も発表された。 補足:『悪魔の花嫁 -最終章-』の連載期間は、2007年6月号 - 2014年5月号まで(2023年12月時点[ 28] )。
^ 2014年7月号より連載が再開されたが、2021年1月特大号にて僅か10頁の掲載を最後(最新)に丸3年以上休載中。2021年2月特大号の巻末p.586に、"※「クリスタル☆ドラゴン」は都合によりしばらく休載します。" との告知が出て以降、毎号「休載告知」のみ掲載。2024年4月号までは電子版=紙版で巻末[contents]に「休載告知」が継続されていたが、2024年5月号より電子版から休載告知コーナーが消滅し、紙版にのみ休載告知が存在し、クリドラの作品名を確認した[ 31] [ 32] 。
^ 『ミステリーボニータ』2023年8月号掲載の『日本より愛をこめて』P.59扉絵に「大人気企画、グランドフィナーレを飾るは木原敏江 先生!!」+最終ページのP.66柱に「豪華絢爛本企画、ここに完結!!」との編集部コメントを確認[ 36] 。
^ コミックスのタイトルは「かみがたり〜女陰陽師と房総の青鬼〜」である。
^ 2011年7月5日、作者死去(虚血性心疾患 )により、2011年8月号掲載のストーリーをもって絶筆となり、翌月発売の9月号では追悼企画が組まれた[ 43] [ 44] 。
^ プリンセスGOLD 2015年9月号の「少女漫画ギャグ&コメディ祭」で掲載された『ぶきっちょ係』(原作:一條マサヒデ 作画:サブ)が元であり、作品のタイトルと作画担当者の名前を改名して連載に移行した。当時の読み切りの再録(画像)と新連載の1話目の2本掲載の二部構成になっている。 [要出典 ]
^ 最終掲載は『第21話』2022年6月号までで「7月号につづく」との予告もあったが、2022年7月号より2024年4月号まで、巻末[contents]ページに休載告知のみが続いていた。2024年5月号に於いて電子版の[contents]ページから休載告知のコーナーが消滅し、紙版にのみ残っていた休載告知コーナーからも『西荻窪〜』の作品名が消えた事を確認。なお作者・浅井西が2022年8月に『2022年9-10月号は編集部の意向で休載』と発表している[ 54] [ 55] [ 31]
^ 2020年5月2日正午ごろ、作者が虚血性心疾患 により59歳で逝去。そのため、連載終了。追悼企画と共に第1話を『ミステリーボニータ』2020年8月号の付録に収録[ 57] [ 58] 。補足:秋田書店発表の訃報はリンク切れしていたのでweb魚拓にて代用した。
^ ※これ以前のシリーズは『ボニータ 』掲載、これ以後のシリーズは『プリンセスGOLD 』掲載。
出典
参考文献
ミステリーボニータ編集部 編「クリスタル☆ドラゴン 再開のお知らせ」『月刊ミステリーボニータ 2014年4月号』第28巻、第4号、秋田書店 、73頁、2014年3月6日。ASIN B00IJGOJN6 。全国書誌番号 :00073768 。
ミステリーボニータ編集部 編「クリスタル☆ドラゴン 再開のお知らせ」『月刊ミステリーボニータ 2014年5月号』第28巻、第5号、秋田書店、297頁、2014年4月6日。ASIN B00J4T7L1Y 。
あしべゆうほ「クリスタル☆ドラゴン」『月刊ミステリーボニータ 2021年1月特大号』第35巻、第1号、秋田書店、39-48頁、2020年12月6日。ASIN B08NWJPDWF 。
ミステリーボニータ編集部 編「CONTENTS(目次)おしらせ&よみもの」『月刊ミステリーボニータ 2021年2月特大号』第35巻、第2号、秋田書店、586頁、2021年1月6日。ASIN B08R689M62 。
外部リンク
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