マイケル・ライアン・マリオット(Michael Ryan Mariot, 1988年10月20日 - )は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州ロサンゼルス郡ロサンゼルス市ウエストヒルズ(英語版)地区出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。
経歴
プロ入りとロイヤルズ時代
2010年のMLBドラフト8巡目(全体239位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級アイダホフォールズ・チュカーズ(英語版)でプロデビュー。15試合(先発7試合)に登板して2勝2敗・防御率3.54・64奪三振の成績を残した。
2011年はA+級ウィルミントン・ブルーロックスでプレーし、28試合(先発9試合)に登板して8勝4敗5セーブ・防御率3.41・80奪三振の成績を残した。
2012年はまずAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズでプレーし、31試合(先発14試合)に登板して6勝3敗1セーブ・防御率3.40・81奪三振の成績を残した。8月にAAA級オマハ・ストームチェイサーズへ昇格。AAA級オマハでは2試合に登板した。
2013年はAAA級オマハでプレーし、47試合(先発1試合)に登板して4勝5敗11セーブ・防御率3.56・66奪三振の成績を残した。オフの11月20日に40人枠入りを果たした[1]。
2014年3月14日にAAA級オマハへ異動し、4月7日にメジャーへ昇格した[2]。4月11日のミネソタ・ツインズ戦でメジャーデビュー。6点ビハインドの6回裏から登板し、2回を投げ2安打2失点2四球2奪三振だった[3]。最終的には17試合にリリーフ登板し、防御率は6.48・WHIPは1.72と苦しんだが、一方でメジャー初勝利を挙げるなど、収穫もあった。
2015年は2試合の登板に留まり、防御率は3.00だった。11月20日にDFAとなった[4]。
フィリーズ時代
2015年11月30日にウェイバー公示を経てフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[5]。
2016年は25試合に登板して1勝と2セーブを挙げたが、与四球率5.8・防御率5.82と制球難もあって炎上傾向だった。ただ、三振を奪う能力は高く、奪三振率9.6をマークした。マイナー(A+級クリアウォーター・スレッシャーズ、AA級レディング・ファイティン・フィルズ、AAA級リーハイバレー・アイアンピッグス)の3ランクで計32試合に登板、うち2試合は先発登板で、防御率3.76・1勝3敗1セーブ・WHIP1.11という、まずまずのピッチングを見せた。オフの12月6日にDFAとなり、13日にマイナー契約でAAA級リーハイバレーへ配属された[6]。
2017年はAAA級リーハイバレーで45試合に登板し、7勝2敗2セーブ、防御率4.42の成績を残したが、メジャー昇格はなく11月2日にFAとなった[6]。
フィリーズ退団後
2017年11月21日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、2018年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[6]。開幕はAAA級エルパソ・チワワズで迎えたが、10試合にリリーフ登板し防御率12.15と乱調が続き、5月11日にリリースされた[6]。5月19日に古巣のカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだが、8月9日にリリースされた[6]。8月24日に独立リーグ・アトランティックリーグのシュガーランド・スキーターズと契約した。
2019年はシュガーランド・スキーターズと再契約した。6月5日にメキシカンリーグのティフアナ・ブルズと契約し[6]、7月29日にはメキシカンリーグのドスラレドス・オウルズと契約した[6]。メキシカンリーグでは2球団合計で8試合に登板し5勝を挙げた。
2021年3月26日に独立リーグ・アメリカン・アソシエーションのクリーバーン・レイルローダーズ(英語版)と契約[7]。3試合に先発登板し2勝を挙げた。6月9日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだ[6]。
2022年7月24日、台湾プロ野球の中信兄弟と契約した[8]。しかし、9月19日に支配下選手登録を外れ[9]、オフに退団した。
詳細情報
年度別投手成績
背番号
- 48(2014年 - 2015年)
- 31(2016年)
- 25(2022年 - )
脚注
関連項目
外部リンク