フレディ・キング

フレディ・キング
基本情報
原語名 Freddie King
出生名 Frederick Christian
生誕 (1934-09-03) 1934年9月3日
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
テキサス州ギルマー
死没 (1976-12-28) 1976年12月28日(42歳没)
ジャンル ブルース
職業
担当楽器 ギター
活動期間 1956年 - 1976年
レーベル
公式サイト freddieking.net

フレディ・キングFreddie KingまたはFreddy King1934年9月3日 - 1976年12月28日)は、アメリカ合衆国テキサス州ギルマー出身のブルースギタリストシンガーB.B.キングアルバート・キングとともにブルース・ギタリストの3大キングなどと称される。その存在は、エリック・クラプトンをはじめ、ロック界にも大きな影響を与えた。代表曲は"Have You Ever Loved A Woman"、"Hide Away"、"I'm Tore Down"など。

2012年に、ロックの殿堂入りを果たした。

ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第25位[1]、2011年の改訂版では第15位。

来歴

出身地のテキサス州ギルマーで幼少期を過ごした後、1950年に家族とともにイリノイ州シカゴへ移住する。地元のクラブに通い、マディ・ウォーターズハウリン・ウルフロバート・ロックウッド・ジュニアらの演奏に触れるようになった。

パロット、チェスのセッション・マンを経験した後、1956年、地元のインディ・レーベル、エルビーより初の自己名義のシングルとなる「Country Boy」をリリースしたが、ヒットにはつながらなかった。同曲には、ロバート・ロックウッド・ジュニアがサイド・ギターで参加している。

1960年キング・レコード傘下のフェデラル・レコードと契約。同年、初のシングル「You've Got To Love Me With A Feeling」を発表した。フェデラルには1968年まで在籍し、この間数々のヒットを生んだ。特に"Hide Away"は、R&Bチャート5位、ポップ・チャート29位という大ヒットを記録しており、またエリック・クラプトンがフィーチャーされたジョン・メイオールズ・ブルースブレイカーズのカバーでも知られるようになった。フェデラル時代は、歌入りの楽曲もさることながらインスト・ナンバーの多さが顕著である。「Hide Away」以外には、「San-Ho-Zay」、「Sen-Sa-Shun」、「The Stumble」などが挙げられる。

1968年アトランティック・レコード傘下のコティリオンと契約。キング・カーティスのプロデュースで『Freddie King Is a Blues Master』(1969年)、『My Feeling for the Blues』(1970年)の2枚のアルバムを発表した。

1970年、レオン・ラッセルシェルター・レコードと契約。3枚のアルバムを発表した。この時代には、ジェフ・ベック・グループによるカバーでも知られるドン・ニックスの「Going Down」をレコーディングしている。

1974年には、RSOと契約し2枚のアルバムを発表。精力的に活動を続けていた最中の1976年、テキサス州ダラスにて、心不全により42歳で急死した。

ディスコグラフィー

オリジナル・アルバム

  • 1961年Freddy King Sings』 (Federal)
  • 1961年 『Let's Hide Away And Dance Away With Freddy King』 (Federal)
  • 1962年Freddy King, Lulu Reed & Sonny Thompson, Two Boys and a Girl』 (Federal)
  • 1963年Bossa Nova And The Blues』 (Federal)
  • 1965年Freddy King...Gives You A Bonanza of Instrumentals』 (Federal)
  • 1965年 『Freddie King Sings Again』 (Federal)
  • 1969年 『Freddie King Is A Blues Master』 (Atlantic/Cotillion)
  • 1970年 『My Feeling For The Blues』 (Atlantic/Cotillion)
  • 1971年Getting Ready...』 (Shelter)
  • 1972年The Texas Cannonball』 (Shelter)
  • 1973年Woman Across The River』 (Shelter)
  • 1974年 『Burglar』 (RSO)
  • 1975年Larger Than Life』 (RSO)
  • 1977年Freddie King (1934-1976)』 (Polydor)

編集盤、没後リリース音源

  • 1993年Hide Away: The Best Of Freddy King』 (Rhino)
  • 1994年Blues Guitar Hero』 (Ace)
  • 1995年King Of The Blues』 (EMI)
  • 1998年Stayin' Home With The Blues』 (Universal/Spectrum)
  • 2000年The Best Of Shelter Years』 (The Right Stuff)
  • 2001年Ultimate Collection』 (Hip-O)
  • 2002年The Very Best Of Freddy King Vol. 1〜3』 (Collectables)

ライブ盤

  • 1988年Freddie King & Bugs Henderson Band Live』 (P-Vine)
  • 1993年 『Live! Texas And Oklahoma Club Dates, 1975』 (P-Vine)
  • 1995年 『Key To The Highway』 (Wolf)
  • 1996年Live At The Electric Ballroom, 1974』 (Black Top)

映像作品

  • 2001年 『The!!!! Beat, 1996』 (Vestapol)
  • 2002年 『Dallas, Texas Jan. 20th, 1973』 (Vestapol)
  • 2003年 『Live At The Sugarbowl 1972』 (Rounder/Vestapol)

脚注

  1. ^ The 100 Greatest Guitarists of All Time”. Rolling Stone. 2009年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年2月9日閲覧。

外部リンク