フォーティナイナーズサン(Fourty Niners Son、2001年2月2日 - )は、アメリカ合衆国の競走馬・種牡馬。2005年のクレメント・L・ハーシュメモリアルターフチャンピオンシップステークスの勝ち馬である。
経歴
2004年1月31日の未勝利戦でデビュー、初戦は6着に終わる。11月に5戦目となった未勝利戦を勝利し初勝利を挙げる。
4歳になり、初戦は6着。次走から芝を使われると一気に3連勝を飾った。初重賞挑戦となったアメリカンハンデキャップで3着に入ると、続くGIエディーリードハンデキャップでスウィートリターンに1馬身半差の2着と好走する。次走、アーリントンミリオンでも3着に入ると、クレメント・L・ハーシュメモリアルターフチャンピオンシップステークスを後続に1馬身差をつけて1着。GI制覇を飾った。その後は、ブリーダーズカップ・ターフに挑戦したが9着と惨敗した。
5か月ぶりとなった5歳初戦は2着。その後は3着、5着と敗れた。その後は長期休養に入る。7か月半の休養明けは4着に終わったが、復帰2戦目のサンルイレイハンデキャップを勝利し、重賞2勝目を手にする。日本での種牡馬入りが決まり、クレメント・L・ハーシュメモリアルターフチャンピオンシップステークスに向けて調整されていたが、結局レースに出走することなく引退。翌春に日高スタリオンステーションで種牡馬入りした[1]。
年度別競走成績
- 2004年(3歳) 6戦1勝
- 2005年(4歳) 8戦4勝 - クレメント・L・ハーシュメモリアルターフチャンピオンシップステークス(GI)
- 2006年(5歳) 3戦0勝
- 2007年(6歳) 2戦1勝 - サンルイレイハンデキャップ(GII)
種牡馬時代
引退後予定通り日本に輸入され2008年より日高スタリオンステーションで供用される[2]。2016年に日高スタリオンステーションの閉鎖により、クラウン日高牧場 で供用されていた。2020年に種牡馬を引退し、クラウン日高牧場で余生を送っている。
主な産駒
- 2009年産
- 2012年
- コウザンゴールド(2016年御船山賞、2017年球磨川賞、嘉瀬川賞、はがくれ大賞典、2018年開聞岳賞)
- ニットウスバル(2017年オータムリーフステークス)
- テイケイネクサス(2018年御船山賞、サイネリア賞、鏡山賞)
- 2013年産
- サプール(2016年筑紫野賞、背振山賞、飛燕賞、久住山賞、2017年大村湾賞、志布志湾賞)
血統表
脚注
- ^ “米G1馬フォーティナイナーズサン、日本へ”. 競馬ブック. 2023年10月1日閲覧。
- ^ “「日高スタリオンステーション」の種牡馬展示会が開催!(フォーティナイナーズサンなど) - 【サラブレッドセール(せり市場)=馬市】&【種牡馬】の最新情報 by馬市.com”. goo blog. 2023年10月1日閲覧。
- ^ a b c “フォーティナイナーズサン(USA)血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年10月1日閲覧。
- ^ a b c d “フォーティナイナーズサンの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年10月1日閲覧。}
外部リンク