パーベック半島(パーベックはんとう)は、イギリス・ドーセット州南東部のイギリス海峡に面した半島である[1]。原語ではパーベック島(英語: Isle of Purbeck)とよばれており[1]、日本語でもしばしばそのように表記される。
半島の中南部は東西方向に広がるチョークのパーベック丘陵(英語版)で、パーベック石(英語版)とよばれる石灰岩を産出し、建築用材として利用される[1]。特に上質なものはパーベック大理石(英語版)として知られ[1]、ソールズベリー大聖堂・カンタベリー大聖堂・ウェストミンスター寺院などに多く用いられている。
コーフ城、オールド・ハリー・ロックスなどの名勝がある。
2001年、南海岸のサウス・パーベック(英語版)は「ドーセットと東デヴォンの海岸」として、ユネスコ世界遺産に登録された。また、パーベック半島北部にはエリカ属のErica ciliaris(英語版)やErica tetralix(英語版)などの生えるヒースのドーセット・ヒース(英語版)が広がり、1998年にラムサール条約登録地となった[2]。
脚注
外部リンク
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