『バトル・イン・シアトル』(原題:Battle in Seattle)は2007年のアメリカ、カナダ、ドイツ合作映画。
概要
製作
監督は、俳優のスチュアート・タウンゼントが行った。本作がスチュアートの初監督作品である[3]。
また、スチュアートとシャーリーズ・セロンは『コール』(2001)、『トリコロールに燃えて』(2004)、『イーオン・フラックス』(2005)にて共演し、本作でも共に監督・出演を果たした[注釈 1]。
製作は、『シスターズ』のカーク・ショウ、『シャッフル』、『プリティ・ヘレン』のアショク・アムリトラジが行った。
評価
2008年の女性映画批評家サークル賞にて、カレン・モーリー賞を獲得した[5]。
カナダでは2007年のトロント国際映画祭、バンクーバー国際映画祭に、またアメリカでは2008年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭、フロリダ映画祭、シアトル国際映画祭など、複数の映画際に出品された[6]。
市民団体の反対運動
本作は1999年、シアトルで実際に起きたWTO(世界貿易機関)への抗議デモ・暴動を、ドキュメンタリータッチで描いた作品である。
会議では、新ラウンド(新多角的貿易交渉)立ち上げが期待されていたが、デモの影響もあり合意に至らなかった。
また、次回以降のWTO会議でも、デモ活動は続いた。
ストーリー
1999年のシアトルで、WTOの国際会議が開かれようとしていた。
反グローバリズム活動家のジェイは、同じく活動家のルーやサムらと大規模なデモ活動の計画を立てる。
会議が始まると、大勢の市民や活動家が集まり、シアトル中心部の交通が麻痺する。
デモは始め平和的に行われていたが、一部の男性達が暴徒化すると、機動隊が出動する事態に発展。
ついに市長は、暴徒と化したデモ隊の大量検挙を警察に指示する。
機動隊員のデイルは、活動家たちを暴力で押さえつけ、次々と逮捕する。
一方デイルの妊娠中の妻エラは、デモを避けようと路地に入るが、興奮した警官に腹を殴られる。
デイルが病院に駆けつけると、エラは既に流産した後だった。
警察の検挙は激しさを増し、ついにジェイやルーなどデモのリーダー達も逮捕・収監されてしまう。
キャスト
スタッフ
脚注
注釈
出典
外部リンク