ハリケーンレーンは、アイルランドで生産され、イギリスで調教されていた競走馬である。
主な勝ち鞍は2021年アイリッシュダービー、パリ大賞典、セントレジャーステークス。
戦績
2歳(2020年)
10月21日ニューマーケット競馬場の一般戦(芝8ハロン)でデビューし初勝利を飾る。
3歳(2021年)
4月16日ニューベリー競馬場の一般戦(芝10ハロン)で始動し、2連勝となる。5月13日のダンテステークス(G2)では道中2番手に位置すると、最後の直線でメガランとの競り合いを3/4馬身差制して快勝する[2]。G1初挑戦となった6月5日の英ダービーは同厩舎・同馬主であるアダイヤーの3着となった。続く6月26日のアイリッシュダービーでは中団追走から直線でしぶとく末脚を繰り出すと、早目先頭に立ったローンイーグルをゴール寸前で差し切りG1初制覇を飾った[3]。7月14日のパリ大賞典は道中2番手追走から最後の直線で先頭に立つと一気に後続を突き放し、ワーズワースに6馬身差つけG1競走2連勝となった[4]。9月11日は英ドンカスター競馬場のセントレジャーに出走。圧倒的1番人気に支持され、中団追走から直線で2馬身3/4突き抜けてG13連勝となった。次走は10月3日に行われた凱旋門賞に出走したがトルカータータッソの3着に敗れた[5]。
4歳(2022年)
6月18日にアスコット競馬場で開催されたG2ハードウィックステークスから始動したが、ブルームの3着。7月3日のサンクルー大賞では、後に凱旋門賞を勝利したアルピニスタに9頭立て8着と大敗し[5]、長期の休養に入ることになった。
5歳(2023年)
4月22日ニューベリー競馬場のG3ジョンポーターステークスで復帰。レースでは中団の4番手で追走も直線で失速し7着と殿負けに終わる[6]。続くG2ジョッキークラブステークスでは5頭立ての3番手追走から直線で鋭く脚を伸ばして先頭に立つと、最後は後続に6馬身差をつけ久々の勝利を挙げた[7]。6月2日のコロネーションカップでは先手を奪い逃げたが、直線で力尽き最下位の5着に終わった[8]。その後、8月4日に現役を引退して翌2024年よりアイルランドのクールモアスタッドで障害競走用種牡馬になることが発表された[9]。
競走成績
以下の内容は、netkeiba.com[10]の情報に基づく。
血統表
脚注
- ^ 国際競馬統括機関連盟 (IFHA) “The LONGINES World's Best Racehorse Rankings”. 2022年1月26日閲覧。
- ^ “英ダービー前哨戦のG2ダンテS、ハリケーンレーンがデビュー3連勝”. JRA-VAN (2021年5月14日). 2021年7月16日閲覧。
- ^ “ハリケーンレーンが愛ダービーで末脚炸裂、ゴドルフィンは英ダービーとダブル制覇”. JRA-VAN (2021年6月27日). 2021年7月16日閲覧。
- ^ “愛ダービー馬ハリケーンレーン、仏G1パリ大賞を圧勝”. JRA-VAN (2021年7月15日). 2021年7月16日閲覧。
- ^ a b https://db.netkeiba.com/horse/000a01baf1/
- ^ ハリケーンレーンら実績馬が軒並み不発、英G3ジョンポーターSは波乱の決着JRA-VAN Ver world、2023年4月23日配信・閲覧
- ^ ハリケーンレーンが復活、英G2ジョッキークラブSを圧勝JRA-VAN Ver world、2023年5月6日配信・閲覧
- ^ 英G1コロネーションC、紅一点のエミリーアップジョンが強豪牡馬を一蹴JRA-VAN Ver world、2023年6月3日配信・閲覧
- ^ ハリケーンレーンが引退、障害競走用種牡馬へ 愛ダービーなどG1・3勝&凱旋門賞3着日刊スポーツ、2023年8月5日配信・閲覧
- ^ “Hurricane Laneの競走成績 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2022年10月12日閲覧。
- ^ a b c “Hurricane Lane(IRE) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年8月2日閲覧。
- ^ a b c “Hurricane Laneの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年8月2日閲覧。
外部リンク