ニコ・パス(Nico Paz)ことニコラス・パス・マルティネス(Nicolás Paz Martínez、2004年9月8日 - )は、スペイン・カナリア諸島州サンタ・クルス・デ・テネリフェ県サンタ・クルス・デ・テネリフェ出身のサッカー選手。ポジションはミッドフィールダー。コモ1907所属。
スペイン出身だが、代表は祖国アルゼンチンを選択している。また、その父親は1990年代にCDテネリフェなどで活躍し、1998 FIFAワールドカップにも出場した経歴を持つ元同国代表のパブロ・パスである。
クラブ経歴
レアル・マドリード
父親・パブロがスペインでプレーしていた2004年にカナリア諸島のサンタ・クルス・デ・テネリフェにて誕生。
父親の古巣CDテネリフェの下部組織を経て、2016年にレアル・マドリードのインファンティルB(U-13カテゴリー)に加入。以降は順調にステップアップしていき、2022-23シーズンはフベニールA(U-19)でスタートしたが、恵まれた体格を見込まれて、シーズン中にカスティージャに昇格、終盤には主力に定着した。また頻繁にトップチームの練習にも参加しており、2022年12月には2027年までの長期契約を締結、2023年5月2日のレアル・ソシエダ戦ではメンバー入りを果たしている[1]。同年7月から行われたプレシーズンマッチのアメリカ遠征にも帯同しており、7月27日のマンチェスター・ユナイテッド戦でトップチーム初出場した。
2023年11月29日、UEFAチャンピオンズリーグのSSCナポリ戦で途中出場すると、後半39分にミドルシュートでトップチーム初ゴールを挙げた[2]。
コモ1907
2024年8月25日、セリエAに昇格したコモ1907への移籍が発表された。契約期間は4年間で移籍金は600万ユーロ(当時のレートで約10億円)で、レアル・マドリード側に買い戻しオプションまたは次回移籍時の移籍金の50パーセントを得る契約と報じられている[3]。
代表経歴
スペイン代表入りも可能であったが、父親と同じアルゼンチン代表を選択。
脚注
関連項目
外部リンク