『ナチス第三の男』(ナチスだいさんのおとこ、The Man with the Iron Heart、フランス語題:HHhH)は、2017年のフランス・イギリス・ベルギーの伝記映画。
監督はセドリック・ヒメネス(フランス語版)、出演はジェイソン・クラークとロザムンド・パイクなど。
第二次世界大戦中、その冷徹極まりない手腕から「金髪の野獣」と呼ばれナチス親衛隊No.2となったラインハルト・ハイドリヒを描いた映画。ゴンクール賞最優秀新人賞受賞を受賞し、2014年の本屋大賞翻訳部門で第1位を獲得したローラン・ビネ原作の小説『HHhH プラハ、1942年(英語版)』の映画化作品[5]。
ストーリー
キャスト
※括弧内は日本語吹替。
製作
映画はエンスラポイド作戦を描いたローラン・ビネの小説『HHhH プラハ、1942年(英語版)』を原作としている[6]。原作およびフランス語版のタイトルは当時のナチス・ドイツで流れたジョーク「ヒムラーの頭脳、すなわちハイドリヒ(Himmlers Hirn heißt Heydrich)」に由来している。セドリック・ヒメネス(フランス語版)はデヴィッド・ファー(英語版)、オードリー・ディワンと共同で脚本を執筆し、レジェンド・フィルム(英語版)、アダマ・ピクチャーズ、フィルムネイション・エンターテインメント(英語版)、エコーレイク・エンターテインメントから資金提供を受けて映画を製作した。プロデューサーとしてアライン・ゴールドマンとサイモン・イストレイネンが参加している[6]。2015年10月28日、アメリカでの配給のためワインスタイン・カンパニーが製作に参加した[7]。9月14日からプラハとブダペストで主要撮影が開始され、2016年2月1日に終了した[6][8][9]。
作品の評価
Rotten Tomatoesには9件のレビューが寄せられ、支持率67%、平均評価5.8/10となっている[10]。
Metacriticには賛否混在のレビューが1件のみ寄せられている[11]。
関連作品
エンスラポイド作戦を題材とした映画。
出典
外部リンク