トルクメニスタン航空 (トルクメニスタンこうくう、Turkmenistan Airlines)はトルクメニスタン の航空会社 。同国のフラッグ・キャリア であり首都 アシガバート にあるアシガバート空港 を中心にロシア やヨーロッパ 、アジア に路線を拡げている。国際線は全便が西側諸国で訓練を受けたパイロット により運航され、2クラスを導入したボーイング 機を使用している。
歴史
トルクメニスタン航空は1992年にソビエト連邦 を構成していた国として初めてボーイング 社製の航空機を購入しており、2001年以降は老朽化したソビエト連邦時代の航空機を徐々に売却し、国内線用のボーイング717 への買い替えを進めている。
2014年にはボーイング777-200LR を2機導入したが、2019年6月のパリ航空ショー で同型機をさらに1機追加発注する意向が示された[ 1] 。
2019年2月より、EASA により「国際安全基準を満たすまで運航を認めない」とされたため、EU域内(ロンドン、バーミンガム、パリ、フランクフルト)への路線は一時運休している[ 2] [ 3] 。ただし、同年4月15日に更新されたThe EU Air Safety List には加えられていない[ 4] 。ルフトハンザ航空 の協力のもと、EASAと協議を重ねた結果、8月には運航を再開できる見込みである[ 5] 。
2023年12月に、元キャセイパシフィック航空 のB777-300ER型機を中古で2機導入[ 6] [ 7] 。なお機内は、ビジネスクラス40席、プレミアムエコノミークラス32席、エコノミークラス296席の368席仕様で、キャセイパシフィック航空時代のものを継続する。
就航都市
ボーイング757‐200(旧塗装)
2024年8月現在以下の空港に就航している。[ 8]
国内線
アシガバート、ダショグズ 、テュルクメナバート 、テュルクメンバシュ 、マル 、ケルキ の6都市に就航。
国際線
またベラヴィア とS7航空 とのコードシェア契約を結んでいる。
保有機材
2022年5月現在、トルクメニスタン航空の機材は以下の通りである。
トルクメニスタン航空が発注したボーイング 製旅客機の顧客番号(カスタマーコード )は2K で、航空機の形式名は737-72K ,737-82K ,777-22K LRなどとなる。
脚注
関連項目
外部リンク