株式会社トヨタコミュニケーションシステム(英:Toyota Communication Systems Co., Ltd. 略称:TCS)は、かつて存在したトヨタグループに属するITソリューション事業会社である。
概要
1990~91年にトヨタ自動車の情報システム部門が分離独立し、ベンダー各社との共同出資により合弁会社(TSR、TSE、TSI)が設立された。2001年に3社が合併したことによりTCSが発足。TCSは「トヨタ自動車が世界一のIT企業を目指して設立した会社」とされている[1]。2019年1月に株式会社トヨタシステムズに再編。
カンパニースローガン
Do IT now for TCS! ( TCS stands for Tomorrow, Customers, Society and ourselves.)
事業所
- 本社 - 名古屋市東区泉1-23-22 トヨタホーム栄ビル7F
- 豊田事業所 - 豊田市喜多町1-140 ギャザビル5F
- 名駅分室 - 名古屋市中村区名駅3-13-5 名古屋ダイヤビルディング3号館6F
沿革
事業内容
研究開発(R&D)
- 先端技術、システム共通基盤、システム開発技術の調査・研究開発
ES:エンジニアリングシステム
トヨタ自動車の車両開発工程(企画~発売準備)における技術系業務システムの開発
- CG(Computer Graphics)/CAD関連システム、画像処理、統計処理を用いたプロセス改革支援
- 各種解析やシミュレーションを行うためのCAE(Computer-Aided Engineering)システム
- 設計データ共有化を実現するPDM(Product Data Management)システム
- 電技系システム、制御分野を支援するMBD(Model-Based Development)、小型情報端末
- データ活用(デジタルマーケティング支援、データ正活動推進)
BS:ビジネスシステム
- トヨタ自動車の事務系基幹業務システムの開発(車両開発、調達、生産、物流、販売、アフターサービス、一般管理等)
- 営業システム(新車、中古車の販売実績、車両点検のサービス実績等、販売店の営業支援)
- 技術・生技システム(部品表システム、出図管理システム、原価企画システム)
- 生産・物流システム(トヨタIMVプロジェクトに代表されるグローバルサプライチェーン)
- 調達システム(世界各地のサプライヤーを繋ぐグローバル調達システム)
- 販売関連システム、トヨタホーム関連システム
- 一般管理システム(経理・財務システム、連結決算システム)
FS:ファイナンスシステム
SS:システムサービス
- トヨタ自動車向けインフラ、運用サービス、情報セキュリティ対策
その他
脚注
関連項目
外部リンク
- 公式サイト
- その他