バスク山脈のウルキリャ山地にあるアルラバン山(Arlaban)の西麓、バスク自治州・ギプスコア県・サリナス・デ・レニス(Salinas de Leniz)に端を発する。サリナス・デ・レニスはギプスコア県の最南西端にある自治体であり、アラバ県と接している。デバ川はギプスコア県の西端部を南から北に流れ、河口のデバでビスケー湾(大西洋)に注いでいる。デバ川が形成する谷はギプスコア県西部の主要な交通路であり、アラバ県都ビトリア=ガステイスとエイバルを結ぶGI-627号線が走っており、より直線的なルートでビトリア=ガステイスとギプスコア県都サン・セバスティアンを結ぶAP-1号線も走っている。下流部のエイバルからデバまではバスク鉄道の路線がデバ川に沿って走っており、この路線はビスカヤ県都ビルバオとサン・セバスティアンを結んでいる。また、デバ川流域は工業が発展しており、アラサーテ/モンドラゴンはモンドラゴン協同組合企業本社の所在地として知られるほか、エイバルは「武器の町」、エルゴイバルは「工作機械の首都」という愛称を持つ。