『ティーン・ウルフ』(Teen Wolf)は、1985年にアトランティック・リリーシング・コーポレーション(英語版)によって公開された、アメリカ合衆国のコメディ映画。監督はロッド・ダニエル、脚本はジェフ・ローブとマシュー・ワイズマンである。
この映画は、マイケル・J・フォックス演じる高校生スコット・ハワードが狼男に変身してしまったことによって、自分の家系に特異なものがあることに気づく内容となっている。
2011年から2017年にかけてMTVで放送されたテレビドラマ『ティーン・ウルフ(英語版)』は本作品にもとづいているが、内容は異なっている。
あらすじ
キャスト
※括弧内は日本語吹替[2]
備考
この作品へのパロディ・ギャグ
- テレビアニメシリーズ『クローン・ハイ』に狼男のバスケットプレーヤーが出てくる。
- テレビ映画Totally Awesomeには、ほかの1980年代の映画とともにこの映画のパロディがある。
- ザ・シンプソンズの第11シーズンのエピソード「衝撃映像! ザ・シンプソンズの内幕」には、オフカメラでバートが全員の手を挙げさせ、制作を遅らせる場面がある。その際バートは自分のエージェントに"Fine, I'll do Teen Wolf 3, but only because I have fair-weather friends to feed."と電話した。
- イギリスのスケッチ・コメディー番組『Bo' Selecta!』において、登場人物であるAvid Merrionが狼男としてのスコットと、試合中にしばしば会場をおむつだらけにしてしまうバスケットチームの一員を演じることになっていた。その番組が打ち切りになったと伝えられた際、Avid Merrionが"But we've done this really elaborate Teen Wolf sketch! It's really self-indulgent, we've got nappies on and everything!"と発言した[3]。なお、おむつは番組内でギャグとして使用されており、初期の回では『ハッピーデイズ』の登場人物が履いていたこともあった[4]。
- X-Playのハロウィンエピソードでは、人を殺す狼男と、エレキギターとバスケットボールをたしなむ狼男のことが描かれた。なお、この映画をネタにしていると思われるのは後者のほうである。
- 2006年、フラッシュアニメ『Homestarrunner.com』のハロウィンエピソードでホームスター・ランナーがティーン・ウルフの仮装をした。
- 映画『40歳の童貞男』において、アンディ(スティーヴ・カレル)がジェイ(ロマニー・マルコ)に秘密を打ちあけ、自分がかっこよく見えるかどうか尋ねた。ジェイはかっこいいと答え、健康面での助言をし、 "...that whole Teen Wolf thing, that has to go"と言って、胸にワックスを塗るべきだと悲しそうに言った。
- テレビドラマ『The O.C.』の第3シーズンのエピソード『アフターマス(原題:The Aftermath)』で、ライアン・アトウッドとセス・コーエンがこの映画のDVDを見ている場面がある。セスは、『I know Teen Wolf isn't supposed to be a realistic movie...but I still don't see how becoming a wolf can make you a better basketball player.』と発言した。
- マンデー・ナイト・ロウのある回にて、言語誤用癖のあるWWEのスーパースター、アンソニー・カレッリが「マイケル・J・フォックスは狼男になるために過去に戻ったんじゃないんだ」と発言しているが、これは、どちらもフォックス主演である『ティーン・ウルフ』と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を混同したためである。
参考文献
関連項目
外部リンク