チャンス・ザ・ラッパー(Chance The Rapper、本名:チャンセラー・ベネット、Chancelor Bennett、1993年4月16日 - )は、アメリカ・イリノイ州シカゴ出身の男性ヒップホップアーティストである。レーベルと契約しない・音源を有料販売しないという従来の音楽ビジネスとは一線を画す活動形態ながらグラミー賞を受賞、音楽フェスティバルにヘッドライナーとして出演するなど大きな成功を収めている。
来歴
高校1年生の頃、友達とインストゥルメンタル・ヒップホップ・デュオを始めたのが音楽家としての始まり[1]。インタビューの中で彼は、カニエ・ウェストのデビュー・アルバム『The College Dropout』が初めて買って聞いた最初のヒップホップ・アルバムであり、それまでは、ソウルやジャズを好んで聞いていたと答えている[2]。
2017年2月、第59回グラミー賞にて「最優秀新人賞」、「最優秀ラップ・パフォーマンス賞」、「最優秀ラップ・アルバム」の3部門を受賞。音源を販売していないアーティストとしては初の受賞となり、大きな話題を呼んだ。4月にはジャスティン・ビーバーをフィーチャーしたDJキャレドの楽曲「I'm the One」にゲストラッパーの一人として参加。自身にとって初の全米シングルチャート1位獲得曲となった[13]。