ダムバッハ (ドイツ語: Dammbach) は、ドイツ連邦共和国バイエルン州ウンターフランケン行政管区のアシャッフェンブルク郡に属す町村(以下、本項では便宜上「町」と記述する)で、ハイムブーヒェンタールに本部を置くメスペルブルン行政共同体の一員である。
地理
位置
ダムバッハは、シュペッサルト山地(ドイツ語版、英語版)の中央部、いわゆるホーホシュペッサルトに位置している。この町は、シュノルホーフ、フンツリュック、ヘッペ、オーバーヴィンタースバッハ(ガイスヘーエ)などの多くの小集落で知られている。ダムバッハ川は、ロールブルン近郊に湧出し、数多くの小川を支流に有している。町の高度は、ノイハンマー地区の 200 m から最高地点のガイスヘーエの 521 m まで分布している。
自治体の構成
この町は、2管区8地区で構成されている[2]。
- クラウゼンバッハ
- フンツリュック
- オーバークラウゼンバッハ
- オーバーシュノルバッハ
- ウンターシュノルバッハ
- ヴィンタースバッハ
隣接する市町村
ダムバッハは、北東は市町村に属さないロールブルンの森(アシャッフェンブルク郡)、南東はアルテンブーフ、南西はエッシャウ(ともにミルテンベルク郡)、北西はハイムブーヒェンタール(アシャッフェンブルク郡)と境を接している。
地名
ダムバッハという地名は、同名の川に由来する[3]。この川はノイハンマー付近でエルザファ川に合流する。
歴史
この町は、1991年に「ダムバッハタールの村落 750周年を祝い、郷土誌「ダムバッハ 1241 – 1991」を出版した。
町村合併
この町は、バイエルン州の自治体新設に伴って、1976年6月1日にそれまで独立した自治体であったヴィンタースバッハとクラウゼンバッハが合併して成立した[4]。両地区ともにダムバッハ川の谷に位置しており、川にも近いため、合併後の町名はダムバッハと名付けられた。2008年1月1日にクラウゼンバッハの森が編入されて面積が拡大した。
行政
議会
この町の議会は、12議席で構成される[5]。
紋章
図柄: 中央よりやや上側で銀の波帯によって上下に分割。上部は赤地で、斜め十字に組み合わされた 2枚の銀のオークの葉と銀のオークの実。下部はさらに左右二分割される。向かって左は7回入れ替わる赤と金のストライプ。向かって右は青地に銀の斜め帯で、帯の中に3つの青いリングが描かれている。
紋章の歴史: ダムバッハは非常に新しい自治体である。この町は1976年に、かつて独立した自治体であったクラウゼンバッハとヴィンタースバッハが合併して成立した。この町はダムバッハ沿いにあり、町名もこの川から採られた。紋章の波帯がこの川を示している。紋章上部のオークの葉とオークの実はホーホシュペッサルト(シュペッサルト山地中央部)に位置する地理的条件を表している。7回入れ替わる金と赤のストライプはリーネック伯の紋章に由来する。クラウゼンバッハは長年にわたり、この伯領に属していた。青い輪がある銀の斜め帯はエヒター・フォン・メスペルブルン家の紋章である。この貴族家は、ヴィンタースバッハの領主であり、1415年頃に教会を、1584年に病院を創設した。
この紋章は、1988年7月22日に認可された[6]。
文化と見所
受難劇
ダムバッハでは2001年から受難劇が上演されている。上演は、2001年、2004年、2009年、2014年になされた[7]。
経済と社会資本
交通
ダムバッハには、国際航空路のビーコン PSA がある[8]。
財政
この町は、2006年12月1日から別荘税を徴収している。
引用
外部リンク
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