Cacatua alba
タイハクオウム (大白鸚鵡、Cacatua alba )は、鳥綱インコ目オウム科オウム属に分類される鳥類。別名ムジオウム [ 4] 。
分布
インドネシア (モルッカ諸島 北部のバーチャーン島、ハルマヘラ島 、Kasiruta島、Mandioli島、Ternate島、Tidore島)[ 3] [ 5]
形態
全長46センチメートル[ 4] 。体重500 - 630グラム[ 5] 。全身は白く、尾羽や翼の下面は、黄色みをおびる[ 3] [ 4] [ 5] 。嘴や後肢の色彩は、暗灰色[ 5] 。
雛は黄色い綿羽で被われる[ 4] 。オスは虹彩 が黒い[ 4] 。メスは虹彩が赤褐色[ 4] 。
生態
標高300 - 900メートルにある森林 や沼地・マンゴローブ林などに生息する[ 5] 。単独やペア・15羽以下の小規模な群れを形成し生活する[ 5] 。夜間は樹上で、50羽以下の群れを形成し休む[ 4] 。
主に果実 、液果 、種子 などを食べる[ 4] 。樹皮を剥いだり着床植物をついばむ観察例があることから、昆虫 を食べる可能性もある[ 4] 。
繁殖様式は卵生。1月から繁殖(5月に卵が発見された例もある)する[ 4] 。地上5 - 30メートルの高さにある大木の樹洞に巣を作る[ 5] 。1回に2個の卵を産む[ 4] [ 5] 。飼育下では3個の卵を産んだ例もある[ 4] 。抱卵期間は27 - 30日[ 4] 。雛は孵化してから、2 - 3か月で巣立つと考えられている[ 4] 。
人間との関係
ペット用の乱獲などにより生息数は減少し、森林伐採や農地開発・採掘による生息地の破壊で生息数が減少している[ 3] 。1981年 に、インコ目単位でワシントン条約附属書IIに掲載されている[ 2] 。1991 - 1992年 における生息数は49,765 - 212,430羽と推定されている[ 4] 。
出典
関連項目
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