スプリングフィールドM1816

スプリングフィールドM1816
スプリングフィールドM1816
スプリングフィールドM1816
種類 マスケット銃
製造国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
設計・製造 スプリングフィールド造兵廠
ハーパーズ・フェリー造兵廠
年代 18世紀終わりごろ
仕様
種別 前装式
口径 .69口径(17.526mm)
銃身長 105~112cm
装弾数 1発
作動方式 フリントロック式
全長 150cm
重量 4.5kg
発射速度 2、3発/分
銃口初速 304~365m/秒
最大射程 100~200ヤード
有効射程 50~75ヤード
歴史 
設計年 1812年
製造期間 1816年~1844年
配備期間 1816年~1865年
配備先 アメリカ合衆国軍
関連戦争・紛争 米墨戦争南北戦争
バリエーション M1822
M1835
M1840
M1842
製造数 約675000丁
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スプリングフィールドM1816(英:Springfield US Model 1816 Musket)は、19世紀初頭に米国で使用された.69口径フリントロック式マスケット銃

歴史

1812年の米英戦争では、米国のマスケット(M1795)の弱点が明らかとなった。M1812は、デザイン・製造プロセス双方の改善を目指したものであった。M1816はさらなる改善を求めたものであり、M1812を置き換えた。M1812はフランスのシャルルヴィル・モデル1777マスケットのデザインに大きく依存したものであったが、M1816にもこのデザインは引き継がれた。M1816は、.69口径、銃身長42インチでM1812に類似していたが、ロックプレートは長く、トリガー・ガードは短くなり、またより長い銃剣を採用した。銃床の形状はより直線的になった。全長は58インチであった[1]

M1816マスケットは、1816年から1844年にかけてハーパーズ・フェリー兵器廠及びスプリングフィールド兵器廠で生産された。約675,000丁のM1816が生産されたが、これは米国のマスケット銃の中で最多であった[2]

M1816はフリントロック式マスケットであったが、他のフリントロック式と同様、後に多くがパーカッションロック式(雷管)式へ改造された。雷管式はより信頼性が高く、悪天候にも強かった。

M1816はテキサス革命においてはテキサス兵が使用し、米墨戦争ではアメリカ陸軍及び民兵組織が使用した。南北戦争においても、その初期、1862年頃までM1816が使用された。

M1816に改良が加えられ、M1822M1835M1840M1842が製造された。陸軍武器科はこれらを別モデルとしているが、米国政府の文書ではこれらは引き続きM1816と記載されている[1]。現代の歴史家も、これら銃の分類に関しては一致を見ていない。

脚注

参考資料

  • Carl P. Russell: Guns on the Early Frontiers: From Colonial Times to the Years of the Western Fur Trade (Dover Military History, Weapons, Armor), Dover Publications (March 24, 2005), ISBN 978-0486436814 (original hard cover in 1980)

関連項目