スハーシニ・マニラトナム(Suhasini Maniratnam、1961年8月15日 - )は、インドのタミル語映画で活動する女優、映画監督、映画プロデューサー、脚本家。1980年に『Nenjathai Killathe』で女優デビューし、1985年に出演した『Sindhu Bhairavi』で国家映画賞 主演女優賞(英語版)を受賞した。夫マニラトナムと共同で映画製作会社マドラス・トーキーズ(英語版)を経営するほか、2010年に独身女性の活躍を促進する支援団体ナーム財団を創設した[1]。また、2015年から2020年にかけてルクセンブルクの名誉領事を務めていた[2]。
生い立ち
チャールハーサンの娘として生まれ、パラマクディ(英語版)の学校で教育を受けた後、マドラスに移住して祖母と叔父カマル・ハーサンと共に暮らした[3]。
キャリア
1980年に『Nenjathai Killathe』で女優デビューし、タミル・ナードゥ州映画賞 主演女優賞(英語版)を受賞した。1983年にはマンムーティ(英語版)主演の『Koodevide』でマラヤーラム語映画デビューし、1985年にはK・バーラチャンダル(英語版)の『Sindhu Bhairavi』に出演し、国家映画賞 主演女優賞(英語版)を受賞している[4]。1999年には『最後の舞(英語版)』でモーハンラール(英語版)と共演しており、このほかに『Bandhana』『Suprabhatha』『Muthina Haara』『Himapatha』『Hendithghelthini』『Maathaad Maathaadu Mallige』『School Master』ではヴィシュヌヴァルダンと共演している。
1991年にマドラス・ドゥールダルシャンで放送された『Penn』で監督デビューした。同作は南インドの女性たちの生き方をテーマにした8つのエピソードで構成され、ショーバナ(英語版)、レーヴァティ、ラーディカー、アマラ・ムカルジーが出演している[5][6][7]。1995年に『インディラ』で映画監督デビューし、1997年にはスチトラ・クリシュナムールティ(英語版)、ラージーヴ・メーナン(英語版)が出演した短編テレビ映画『Swayamvaram』で監督を務めた[8]。2020年にはAmazonプライム配信のアンソロジー映画『Putham Pudhu Kaalai』の「Coffee, Anyone?」で監督を務め、同作では母親コマラムが出演している[9][10]。
家族
1988年8月26日にマニラトナムと結婚し、1992年に息子ナンダンを出産した[11]。
従姉妹のアヌー・ハーサン(英語版)、シュルティ・ハーサン、アクシャラ・ハーサンも女優としてタミル語映画で活動している[12]。
受賞歴
出典
外部リンク