スタンレー・ディケンズ(Stanley Dikens、1952年5月7日 - )は、スウェーデンの元レーシングドライバー。1980年代に日本でのレースに多く参戦した[1]。
経歴
1976年にレースデビューし、ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権に参戦。1984年に来日して全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権(JSPC)に1986年まで3年間参戦した。翌年はヨーロッパに戻り、スポーツカー世界選手権にエントリーした。1988年から再び日本でのレース活動を再開。JSPCと全日本ツーリングカー選手権(JTC)のクラス2にエントリーした。この年ディケンズは、岡田秀樹とJSPCのシリーズチャンピオンを獲得。JTCでもケネス・アチソンとのコンビで年間クラスランキング2位となりこの年の総合ランキングでも5位となった。翌年も引き続き前年の2カテゴリーにエントリーしており、この年も高橋国光とのコンビでJSPCのシリーズチャンピオンを獲得して2連覇を達成。JTCでも高橋健二と組んで全6戦中4勝でクラス優勝を達成した。ただし、ディケンズが第2戦を欠場する事になり代役のアラン・グライスが参戦した為、高橋がこの年単独でクラスチャンピオンを獲得している。
また日本でのレース活動と平行してル・マン24時間レースにも参戦しており、4回目の1989年には総合優勝を達成した。1991年まで日本で活躍し、その後はヨーロッパに活動を再び移して2010年まで活躍した。
レース戦績
イギリス・フォーミュラ3選手権
B.A.R.C./ British Automobile Racing Club F3選手権 (BPシリーズ)
FIA ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権
ヨーロッパ・フォーミュラ2選手権
全日本フォーミュラ2選手権
マカオグランプリ
ル・マン24時間レース
全日本ツーリングカー選手権
脚注