スクリーミング・トゥリーズ
スクリーミング・トゥリーズ[1](Screaming Trees)は、アメリカのロック・バンド。1984年に結成。1990年代初頭のグランジシーンにおいて人気を博した。 略歴1980年代1984年、シアトルから100マイルほど離れた小都市エレンズバーグにて、ゲイリー・リー・コナー(ギター)とヴァン・コナー(ベース)の兄弟を中心に、マーク・ラネガン(ボーカル、ギター)、マーク・ピッケレル(ドラムス)と共にスクリーミング・トゥリーズが結成された[2]。同年にEP『Other Worlds』をリリースし、翌1986年1月にファースト・アルバム『Clairvoyance』を発表。サイケデリック・ロックとハードロックを混ぜ合わせたサウンドを展開した[2]。同作はSSTレコードのオーナーであるグレッグ・ギンの目に留まり、バンドはSSTと契約した。 1987年3月にセカンド・アルバム『イーヴン・イフ&エスペシャリー・ホェン』をSSTよりリリースし、精力的にライブ・ツアーを行う。その後1988年5月にサード・アルバム『Invisible Lantern』、1989年10月に4枚目のアルバム『Buzz Factory』をリリースするなど、アルバム制作も活発に行う。 1990年代1990年にバンドはエピック・レコードと契約[3]、翌1991年1月に5枚目のアルバム『アンクル・アネスシージア』をリリース。プロデュースはサウンドガーデンのクリス・コーネルが行った。アルバム収録のシングル「Bed of Roses」がモダン・ロック・トラックスチャートで23位を記録し、バンドは本シングルで初めてチャートインを果たす。アルバム売り上げも以前よりは上がったが、バンドの人気はカルト的なものに留まった。アルバム・リリース後にヴァンはダイナソーJr.のライブ・ツアーに参加し、女性ベーシストのドナ・ドレッシュがツアー・ベーシストを務めた。またドラマーもピッケレルからバレット・マーティンに替わった。 1992年9月に6枚目のアルバム『スウィート・オブリヴィオン』をリリース。全米141位を記録し、ビルボードに初のチャートイン。アルバム収録のシングル「Nearly Lost You」はモダン・ロック・トラックスの5位、全英50位に入るなどバンドは遂にブレイクを果たす。『スウィート・オブリヴィオン』はアメリカ国内で30万枚以上を売り上げたが、アルバム・リリース後のツアーでメンバー間の緊張状態が高まり、ツアー後にバンドは活動休止を宣言する。1994年にラネガンはセカンド・ソロ・アルバム『Whiskey for the Holy Ghost』を発表した。 1995年始めにバンドは活動を再開、オーストラリアへ向かいビッグ・デイ・アウトに出演した。同年にニュー・アルバムの制作も行い、翌1996年6月に7枚目のアルバム『ダスト』をリリース。全米134位、全英32位を記録し、カナダでも39位に入った。リリース後のツアーではカイアス、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オムがリズムギターで参加した。ツアー後にバンドは再び活動を休止させ、1999年に活動を再開しデモを制作、2000年にはサプライズのショーを行いレーベル契約へのアピールを行ったがうまくいかず、同年に解散した。 解散後の2011年に、1998年から1999年にレコーディングされた未発表音源を収録したアルバム『Last Words: The Final Recordings』をリリースした。 メンバー最終ラインナップ
旧メンバー
ツアー・メンバー
ディスコグラフィスタジオ・アルバム
コンピレーション・アルバム
EP
シングル
脚注外部リンクInformation related to スクリーミング・トゥリーズ |