ジョセフ・ルード (Joseph Charles Ruud 、1981年 11月28日 - )は、アメリカ合衆国 のプロレスラー 。ミネソタ州 ミネアポリス 出身。以前所属していたWWE ではエリック・ローワン (Erick Rowan )のリングネームで活動していた。
来歴
ミネソタ大学 に在学時はアメリカンフットボール 選手として活躍。プロレスラーになるため卒業後、ロード・ウォリアーズ などを指導したことで有名なエディ・シャーキー が主宰するエディ・シャーキー・ジム にてトレーニングを開始。2003年 9月3日 に地元であるミネソタ州 ミネアポリス のインディー団体にてケン・アンダーソン を相手にソルーフ・マリウス (Thoruf Marius )のリングネームでプロレスラーデビューを果たした。デビュー後、ノースミッドウエスト地区のインディー団体を中心に活動。
2006年 、WLWとNOAH 共催のレスリング・キャンプに参加。これがきっかけでWLWにソルーフ (Thoruf )のリングネームで参戦[ 1] 。トレーニングを中心に活動し、2007年 6月にはWLWから5人目の留学生としてNOAHに参戦。約3ヶ月間に渡ってNOAHの合宿所に入り、日本人レスラーと共にトレーニングを積む。また、ツアーにも同行して雑用なども行った[ 1] 。主にロッキー・ロメロ とタッグを組んでアンダーカードに出場し、勝ち星に恵まれなかったがシングルマッチにおいて唯一平柳努 から勝利を得ている。
帰国後はMCW(Music City Wrestling)、MIW(Midwest Indy Wrestling)など、ミネソタのインディー団体に参戦する傍ら、ノルウェー のテレビ局であるTVNorgeにて放送されたリアリティーショー、Alt for Norgeに出演。
2010年 12月 、WWE とディベロップメント契約。傘下団体のFCW にてエリック・ローワン (Erick Rowan )のリングネームでデビュー。FCWと新人発掘番組であったNXT が統合した新生NXT へと移行後、ハウスショーを中心に出場。11月よりテレビショーにデビューし、ブレイ・ワイアット がリーダーを務める怪奇派ユニット、ワイアット・ファミリー に加わった。
2013年 1月、初代NXTタッグ王座 トーナメントに出場するが、決勝でブリティッシュ・アンビション と対戦して敗戦し、初代王者チームになれなかった。そしてNXTタッグ王座を巡ってブリティッシュ・アンビションと抗争を開始することになるが、抗争開始早々にオリバー・グレイ が腕の故障により欠場することになったために試合でグレイを一方的に襲撃して長期欠場をさせるアングルが組まれた。一人になったエイドリアン・ネヴィル がグレイの代理としてボー・ダラス と組んで幾度となく対戦を繰り広げ、5月2日にNXTタッグ王座を奪取した。同月よりワイアット・ファミリーのPVがRAW やSmackDown などの番組で流されるようになり、その際に羊のマスクを被り始める。7月8日、RAWにてケイン vs クリスチャン のシングルマッチにおいてケインの勝利後、ワイアット・ファミリーのメンバーと共に乱入。ケインを襲撃し、担架で搬送しての退場をさせた。
2014年 、ルーク・ハーパーと共にWWEタッグ王座 に挑戦する活躍を見せるも獲得をする事が出来ず、10月にブレイ・ワイアットの解散の号令により独立した。以降は独特の行動を見せながら時折スキットに登場していた。11月17日のRAWにて、当日に故障によりSurvivor Series 2014 に出場不可能となったシェイマス の代役としてチーム・シナ入りし、フェイスターン。シナ・チームとして勝利した。その後しばらくベビーフェイスとして戦い続けるも、2015年5月に再びハーパーと組む。
2018年 4月8日、WrestleMania 34 にてWWEスマックダウンタッグ王座 を保持するウーソズ (ジェイ・ウーソ & ジミー・ウーソ )、ニュー・デイ (エグゼビア・ウッズ & コフィ・キングストン & ビッグ・E )とトリプルスレットマッチでハーパーと組んで挑戦。序盤よりリング内外で暴れまわり、最後に自身がコフィにパワーボムを仕掛けると合体技を決めて勝利。ベルトを奪取した[ 2] 。
2019年 5月7日、SmackDown Liveで空位となっていたWWEスマックダウンタッグ王座を巡りダニエル・ブライアン とタッグを組んでウーソズと王座戦を行う。スーパーキック の乱発に苦しむが場外戦からジェイ・ウーソをリングに上げるとスーパーキックを防ぎ、アイアンクロー・スラム を決めて勝利。王座を戴冠した[ 3] 。
2020年 4月15日、新型コロナウイルス の感染拡大に伴い、WWEの収益が悪化したため、ローワンを含む約20人の選手がWWEから解雇された[ 4] 。
その他
NOAHに参戦時、2メートルを越す巨体から繰りだすパワー殺法で注目された。パワーだけでなくスピードを兼ね備えた選手になることを目標としている[ 5] 。また慣れない日本での生活で一時ホームシックになりかけたものの、当時NOAHの世界ジュニア王者だった青木篤志 が積極的に手を差し伸べたことで問題を克服したことから、現在も青木を敬愛しているという[ 6] 。
得意技
フィニッシュ・ホールド
アイアンクロー・スラム
アイアンクローに捉えた相手をチョークスラムのように持ち上げて背面から叩きつける。
フルネルソン・スラム
相手をフルネルソンで捉えた後、持ち上げて背面から叩きつける。
投げ技
グリッティング・フロム・ザ・ノース
FCW時代のフィニッシャー。チョークスラム
ウェイストリフト・シットアウト・サイドスラム
2014年までに使っていたフィニッシャー。ロックボトムと同型。
ボディバッグ
インディー団体活動時のフィニッシャー。変型ネックブリーカー。
パンプハンドル・バックブリーカー
パンプハンドルで持ち上げた相手を、バックブリーカーの形で叩きつける。
パワーボム
スクープスラム
フラップジャック
サイドウォークスラム
打撃技
アッパー
地獄突き の様な形はアッパーを放つ。
ビッグブート
スピンキック
ランニング・スプラッシュ
関節技
アルゼンチン・バックブリーカー
ベアハッグ
獲得タイトル
WWEスマックダウンタッグ王座
WWE
w / ハーパー
w / ダニエル・ブライアン
w / ルーク・ハーパー
FLWA(French Lakes Wrestling Association)
入場曲
Live in Fear
Swamp Gas
Sheepherder
Brotherhood
Cyclops
脚注
外部リンク