『ザ・ナイト・マイ・ナンバー・ケイム・アップ』(The Night My Number Came Up)は、1955年のイギリス映画。監督はレジー・ノーマン(英語版)、主演はマイケル・レッドグレイヴとシェリア・シム(英語版)およびアレクサンダー・ノックス。脚本はロバート・C・シェリフが、イギリス空軍中将だったビクター・ゴダード(英語版)が体験した実話に基づいて執筆した[1][2]。製作はイーリング・スタジオ。日本では未公開で、記事名は原題である。タイトルは「幸運に恵まれた夜」といった意味。
あらすじ
イギリス空軍のハーディ中将は香港の晩餐会で、参会者のリンゼイ司令官からハーディとその一行の乗ったダコタ輸送機が岩の多い海岸に墜落する夢を見た話を聞かされる。中将は翌日所用で東京に行くことになっていたが、予定していた飛行とリンゼイの夢は多くの点で違っていたため、気にすることはなかった。
しかし、当日実際の飛行が進むにつれて、細かな点までが夢と重なるように状況が変わっていく。そして、飛行機は日本の岩の多い海岸に墜落した。
キャスト
脚注
- ^ Obituary of Sir Victor Goddard, The Times, January 1987
- ^ 史実においては、ゴダードを乗せた飛行機は1946年1月14日に上海から、上海総領事オグデン(Alwyne George Neville Ogden)とその秘書、およびデイリー・テレグラフ副会長のシーモア・ベリー(en)も同乗して東京の調布飛行場に向かう途中、悪天候のため佐渡島の高千村(現:佐渡市)の海岸に不時着し、地元民の協力を得て40日後に離陸した。事故機は2005年段階でもアメリカで健在であった(参考外部リンク[1])。
関連項目
- 飛べ!ダコタ - 本作の題材となった事故後に、現場の佐渡島で起きた出来事をベースとした2013年の日本映画
外部リンク