ゲラニルゲラニル二リン酸(Geranylgeranyl diphosphate, GGPP)は、炭素数20の直鎖イソプレノイド。テルペノイド生合成経路の中間体である。ジテルペノイド(ジベレリンなど)やテトラテルペノイド(カロテノイドなど)の前駆物質でもある。また、トコトリエノール(ビタミンE)やクロロフィルなどの側鎖としても利用される。同様に、タンパク質のプレニル化にも使われる。ゲラニルゲラニルピロリン酸(Geranylgeranyl pyrophosphate)とも呼ばれるが推奨されない[1]。
生合成
C20のゲラニルゲラニル二リン酸は、ゲラニルゲラニル二リン酸合成酵素(EC 2.5.1.29)の触媒によって、C15のファルネシル二リン酸(farnesyl diphosphate)とC5のイソペンテニル二リン酸(isopentenyl diphosphate)との縮合反応で生合成される[2]。
存在
0.7-2.8mg/kg 米に含まれる。[3]
参考文献
関連化合物
関連項目