クロノス・グループ (英語: Khronos Group) は、アメリカの非営利団体。
様々なプラットフォームやデバイスの上で動作する、並列計算やグラフィックス、メディア用アプリケーションプログラミングインタフェース (API) のロイヤリティーフリーでオープンな標準規格を作成することを目的としている技術コンソーシアムである。
クロノスのメンバーはクロノスの策定するAPI仕様の開発に参加することができ、公開前の投票権を持ち、また(自身のプラットフォームやデバイスでそれらの規格を実装するための)規格草案および規格適合性試験への早期アクセスを通じて自身のプラットフォームおよびアプリケーションの提供を早めることができる。
クロノスの策定する代表的な規格に、3DCG向けAPIであるOpenGL、GPGPUなどのヘテロジニアス・コンピューティング向けAPIであるOpenCLなどがある。
歴史
クロノス・グループは、2000年に創設された。
創設時のメンバーは、ATI[2]、ディスクリート(英語: Discreet)[3]、エバンス・アンド・サザランド(E&S)、インテル、NVIDIA、SGI、サン・マイクロシステムズであった。
2006年7月31日のSIGGRAPHにて、OpenGL規格がOpenGL ARBからクロノスに移管されることが発表された[4]。
2016年8月26日現在では、クロノスのメンバーは131団体となっている[5]。
ワーキング・グループ
脚注
外部リンク