『クレールの刺繍』(クレールのししゅう、原題:Brodeuses)は、2004年5月14日にフランスより製作・公開の映画。本作は監督・脚本を手掛けたエレオノール・フォーシェの劇場長編デビュー作品である。2004年のカンヌ国際映画祭で批評家週間グランプリを受賞した。刺繍を通して息子を亡くした中年女性と妊娠した17歳の少女の交流を描く物語。
日本では2005年9月3日より渋谷Bunkamura・ル・シネマ他にて日本語字幕版のみ全国ロングラン劇場公開された。2006年3月24日にビデオメーカーよりDVD(APD-1118)が発売されており、2008年7月25日に東北新社よりキャスト・スタッフ来日コメント、オリジナル予告編や日本版予告編など映像特典を収録したDVD(TBD-1122)も再発売されている。
ストーリー
17歳の少女クレールは妊娠5か月になるが、誰にも相談ができないでいた。匿名出産(フランスの出産制度で、産みの親が子どもの出生を届け出ず、親権を放棄すること)で出産することを決めたクレールは妊娠を隠すため、刺しゅう職人のメリキアン夫人の元で働くことになる。息子を事故で失っていたメリキアン夫人は、世捨て人のような生活を送っていたが、時間が経つにつれて2人の間には互いが見失っていた人との絆が育っていく。[1]
キャスト
スタッフ
関連項目
外部リンク
脚注