ガールズガーデン
『ガールズガーデン』は、セガより1985年2月に発売されたSG-1000用ゲームソフト。 概要女の子のパプリちゃんを操作し、クマを避けながらフィールドにある花を摘み、規定数をボーイフレンドのミントくんのところに持っていけば1面クリアとなる。クマはハチミツでやり過ごすことができ、2面クリアごとにクマをジャンプするボーナスゲームがある。 後に『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を開発する中裕司の処女作である。セガの新入研修として、新入社員に色々なプログラムを作らせてみる中で、入社1か月[注釈 1]の中と宮内博史、林克洋の3人[1]に「女の子向けゲーム」というテーマでゲームを作らせたところ、あまりに高い完成度のためにそのまま市販化することになった。 恋愛の要素があるので、ゲーム史上で最初期の乙女ゲームでもある。 パッケージおよびゲーム画面には1984と記載されているが、マスターアップは10月[2]で、当時のチラシか何かで2月発売みたいなことが書いてあったような気がするし、先輩に「2月はモノの売れない季節だ」と言われて悔しかった思い出もあったため発売は1985年2月であると本人が語っている[3]。 ゲーム紹介
移植版
開発ガールズガーデンは、開発者である中裕司と宮内博史によってセガのゲームとして開発された最初のゲームである[3]。ゲームを作り始めたきっかけについて中裕司は”入社して一ヶ月の間いろいろなテストプログラムつくっているときに、課長から「研修ということで、女の子向けのゲームを考えてみてつくってみろ」と言われまして、宮内(Hiro師匠)とふたりで最初つくりはじめたんです”と語った[3]。彼たちの課長はSG-1000用にゲームを販売するのに十分であると判断した[3]。開発期間は約5ヶ月かかり、ロム(ROM)の製造に当時は3ヶ月かかったと言う[3]。ハードウェア的なスペック限界により画面のスクロールと多くのスプライトの表示に難点があり、SG-1000ではスプライトを4枚しか出せないため中裕司と宮内博史はクマをスクロール面(BG面)で書くことにした[3]。BG面ではスクロールしながら花は咲くし、クマも2頭3頭と動き回ることに、ずいぶんもめ事が起こしてしまいましたと言う[3]。音楽は林克洋と中林亨によって製作された[3][4]。 脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク
Information related to ガールズガーデン |