カヴール(イタリア語: Cavour, イタリア語発音: [/kaˈvur/])は、イタリア共和国ピエモンテ州トリノ県にある、人口約5,500人の基礎自治体(コムーネ)。
イタリア統一運動で重要な役割を果たした政治家カミッロ・カヴールは、この地の侯爵であったベンソ家の出身で、自らもカヴール伯爵の称号を得た。
地理
位置・広がり
トリノ県南部に位置し、県都・州都トリノの南西約40kmの距離にある。
隣接コムーネ
隣接するコムーネは以下の通り。
地勢
カヴールの街は、平原の中に立つロッカ・ディ・カヴール(Rocca di Cavour)と呼ばれる岩山の北側に位置する。
行政
分離集落
カヴールには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。
- Babano, Cappella del Bosco, Castellani-Vacci, Castellazzo, Cursaglie (detta anche Cappella Nuova), Gemerello, Malano, San Giacomo, San Michele, Sant'Agostino, Sant'Anna, Sant'Antonio, Zucchea
歴史
古代ローマ時代には Caburrum や Forum Vibii の名で呼ばれ、アルペス・コッティアエ属州に属していた。ロッカ・ディ・カヴールの山頂部に古代の村があり、中世の要塞の遺跡もある。
この街の名は、キエーリのベンソ家に与えられ、1771年に侯爵に上った。カミッロ・カヴールはこの一族の出身である。
人物
著名な出身者
脚注
外部リンク