カメコ(Kameko)[2]とは、アメリカ合衆国生産、イギリス調教の競走馬。主な勝ち鞍に2019年のフューチュリティトロフィー、2020年の2000ギニーステークス。
馬名の由来は「亀の子」[3]。所属するカタールレーシングの公式Twitterでは本馬のアイコンとして亀の絵文字を使用している[4]。
戦績
- 特記事項なき場合、本節の出典はRacing Post[1]
2019年7月25日サンダウン競馬場の未勝利戦でオイシン・マーフィーを背にデビューし初勝利を収める。続く8月31日のソラリオステークスと9月28日のG2競走ロイヤルロッジステークス(英語版)は共に2着。その後、豪雨による天候不順で、11月1日のニューカッスル競馬場(英語版)に順延されオールウェザーコースで開催されたフューチュリティトロフィーに3番人気で出走し、中団追走から鋭く脚を伸ばすと最後はイニスフリーに3馬身4分の1差つけて、G1競走初制覇を果たした[5]。
3歳初戦は新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年6月6日に順延となった2000ギニーに4番人気で出走。好位追走からしぶとく脚を伸ばすと先行したウィチタと2歳王者ピナトゥボをクビ差で差し切りクラシック一冠目を制するとともに、鞍上のオイシン・マーフィーもクラシック初制覇を飾った[6]。
その後、二冠を目指して7月4日のダービーステークスに出走するも4着。続くサセックスステークスとインターナショナルステークスではともに4着であった。再びマイル戦に戻り、9月25日のG2ジョエルステークスを勝利する。10月17日、年内での現役引退が発表された。引退レースとなった11月7日のブリーダーズカップ・マイルでは1番人気に押されるも7着に敗れた。
2021年からはトゥイーンヒルズスタッド(英国)で種牡馬入りする[7]。
競走成績
以下の内容は、Racing Post[1]の情報および記載法に基づく。
出走日 |
競馬場 |
競走名 |
格 |
距離(馬場) |
頭数 |
枠番 (Draw) |
馬番 (horse No.) |
着順 |
騎手 |
斤量(st./lb./kg換算) |
タイム |
着差 |
勝ち馬/(2着)馬
|
2019.07.25
|
サンダウン
|
メイドン競走
|
|
芝7f(Gd)
|
8
|
7
|
3
|
1着
|
O. マーフィー
|
9-5(131/59.5)
|
1:30.20
|
1/2馬身
|
(It's Good To Laugh)
|
0000.08.31
|
サンダウン
|
ソラリオS
|
G3
|
芝7f(GF)
|
6
|
7
|
5
|
2着
|
O. マーフィー
|
9-1(127/57.5)
|
|
(ハナ)
|
Positive
|
0000.09.28
|
ニューマーケット
|
ロイヤルロッジS
|
G2
|
芝1m(Gd)
|
7
|
4
|
3
|
2着
|
O. マーフィー
|
9-0(126/57)
|
|
(クビ)
|
Royal Dornoch
|
0000.11.01
|
ニューカッスル
|
フューチュリティT
|
G1
|
AW1m(St)
|
11
|
6
|
3
|
1着
|
O. マーフィー
|
9-1(127/57.5)
|
1:36.26
|
3馬身1/4
|
(Innisfree)
|
2020.06.06
|
ニューマーケット
|
2000ギニー
|
G1
|
芝1m(GF)
|
15
|
15
|
5
|
1着
|
O. マーフィー
|
9-0(126/57)
|
1:34.72
|
クビ
|
(Wichita)
|
0000.07.04
|
エプソム
|
英ダービー
|
G1
|
芝1m4f(Gd)
|
16
|
11
|
6
|
4着
|
O. マーフィー
|
9-0(126/57)
|
|
6馬身
|
サーペンタイン
|
0000.07.29
|
グッドウッド
|
サセックスS
|
G1
|
芝1m(Gd)
|
7
|
2
|
4
|
4着
|
O. マーフィー
|
9-0(126/57)
|
|
3馬身1/4
|
Mohaather
|
0000.08.19
|
ヨーク
|
インターナショナルS
|
G1
|
芝1m2・1/2f(Gd)
|
5
|
5
|
5
|
4着
|
O. マーフィー
|
8-13(125/56.5)
|
|
5馬身
|
ガイヤース
|
0000.09.25
|
ニューマーケット
|
ジョエルS
|
G2
|
芝1m(Gd)
|
6
|
5
|
1
|
1着
|
O. マーフィー
|
9-5(131/59.5)
|
1:34.41
|
1/2馬身
|
(Regal Reality)
|
- 2020年10月24日現在
- 馬場状態:GF=Good to Firm, Gd=Good, St=Standard
種牡馬時代
主な産駒
血統表
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “Kameko(USA) form”. Racing Post. 2020年6月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “Kameko(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月8日閲覧。
- ^ “英ダービー本命浮上マーフィーの「亀の子」/コラム”. nikkansports.com (2020年6月10日). 2020年10月22日閲覧。
- ^ “KAMEKO won the 2019 Vertem Futurity by 3 1/4 lengths”. QATAR RACING公式Twitter (2020年10月22日). 2020年10月22日閲覧。
- ^ “仕切り直しの英G1フューチュリティトロフィー、カメコが快勝”. JRA-VAN (2019年11月2日). 2020年6月7日閲覧。
- ^ “カメコが英2000ギニー快勝、マーフィー騎手はクラシック初制覇”. JRA-VAN (2020年6月7日). 2020年6月7日閲覧。
- ^ “Kameko to retire to Tweenhills at end of 3yo campaign”. QATAR RACING (2020年10月17日). 2020年10月22日閲覧。
- ^ a b c “Kameko(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月8日閲覧。
- ^ a b “Kamekoの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年6月8日閲覧。
外部リンク