エミディオ・グレコ(イタリア語: Emidio Greco、1938年10月20日-2012年12月22日)は、イタリアの映画監督。脚本家。1974年の映画Morel's Invention (英語)が最もよく知られている。
経歴
プッリャ州ターラント県レポラーノに生まれる。子供の時にトリノに移る[1][2]。1964年、イタリア国立映画実験センターを卒業、その二年後、イタリア放送協会にて、ドキュメンタリー作家としての活動を始める[1]。1971年、ロベルト・ロッセリーニに随行してチリに行き、サルバドール・アジェンデとのインタヴューを収録する[1]。1974年、特別映画「Morel's Invention」(英語)で監督としてデビュー。批評家からは好意的評価を受けた。イタリア芸術映画界での、監督としての記念すべき第一歩であった。グレコの第二作目は、1982年の「Ehrengard」(英語)であったが、2002年にようやく発売された。これは、制作者が破産したことによるものであった[1]。これ以降、6本の映画を撮影しているが、その内容は主に文学作品を脚色したものが中心である[1]。1991年には、レオナルド・シャーシャの同名小説(邦題:「ちいさなマフィアの話」)を映画化した映画「Una Storia Semplice」でナストロ・ダルジェント賞最優秀脚本賞を受賞している[3]。
2004年、グレコはフランシスコ・マセッリと共に、ヴェネツィア国際映画祭で「制作者達の一日(原題:"Giornate degli Autori")」という分科会を設立している[1][2]。74歳でローマで死去。ごく短い期間、病を患った後の死であった[1][4]。
作品一覧
脚注
外部リンク