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エズ(Èze)はフランス南東部コート・ダジュールの街。ニースとモナコの中間に位置し、多くの観光客が訪れる。自転車ロードレースのパリ〜ニースでは大会の終盤でほぼ毎年この街を通過する。
歴史
エズ周辺には紀元前2000年頃に居住が開始された。Èzeの名前はサン=ローラン・デズ("St. Laurent d'Èze")と呼ばれる港として、Antoninの海事本に見受けられる。この地域はローマ人だけでなく、973年にプロヴァンス伯ギヨームによって追い払われるまで約80年間ムーア人による支配を受けた。
1338年まで街はサヴォイア家の管轄下にあった。近隣のニースに備えるために、サヴォイア家は街を要塞化した。
エズはフランス地中海の上方の標高427mに位置する高い崖を見下ろす場所にあるため、「鷲の巣 (eagle's nest)」と言われる[1]。高い標高のため、村と明るい黄褐色の教会は遠方から確認することができる。教会内では、エジプトの十字架が、村のルーツがポエニ人の時代に遡ることを思い起こさせる。彼らはイシス神を称えて寺院を建設した。
伝統的に、モナコ公国の領土はエズ村から地中海岸に沿って、現在のイタリアとの国境であるマントンまでと考えられていた。
人口
人口推移 |
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年 | 人口 | ±% |
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1982 | 2,063 | — |
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1990 | 2,446 | +18.6% |
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1999 | 2,509 | +2.6% |
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2008 | 2,961 | +18.0% |
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交通
- ニース、モナコより自動車でそれぞれ15分(駐車場が狭いのでハイシーズンには注意が必要)
- ニースよりバスで30分
脚注
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