エコール・サントラル・パリ(École Centrale Paris、パリ中央工科大学、略称: ECP、正式名称: École Centrale des Arts et Manufactures。カタカナではエコール セントラル パリの表記もある)は、かつて存在したフランスの技師学校、グランテタブリスマン。2015年に高等電気学校と合併し、サントラルシュペレックとなった。
在学生および卒業生はサントラリアン(Centralien)と呼ばれている。
概要
入学選抜試験は超難関で、エコール・ポリテクニーク、国立土木学校、パリ国立高等鉱業学校とともに、理工学・技術系のトップクラスに位置する[1][2]。
当初はエコール・サントラル・パリ1校であったが、現在は拡大し「エコール・サントラル」はフランス国内にパリ、リヨン、リール、ナント、マルセイユの5校あり、エコール・サントラル・グループとなっており、エコール・サントラル・パリはその内の1校という位置づけになっている。
幅広い知識を身につけたエンジニア、いわゆるジェネラリストの養成を目的とし、入学後2年間は専攻を持たず、数学、物理、化学、生物、工学、経済などの広い分野を習得する。また、企業での研修にも重点が置かれている。修了年限は3年であるが、研究も盛んであり博士課程(エコール・ドクトラル)を持っており、研究者を志す学生は博士課程へ進学することも可能である。
創立は1829年。アルフォンズ・ラヴァレを主とし、ペクレ数で知られる物理学者のウジェーヌ・ペクレや化学者の分子量測定のデュマ法で知られるジャン=バティスト・デュマ、エミール・オリヴィエらにより設立。当初は、パリ3区 Rue Montgolfier にあったが、1969年にパリ南西部近郊オー=ド=セーヌ県シャトネ=マラブリーに移転した。
なお、多くの映像のコーデックやファイルフォーマットをサポートしていることで、現在世界中で広く使われているフリーのメディアプレーヤーであるVLCメディアプレーヤー(VLC media player)はエコール・セントラル・パリの学生らによって開発されたものである。
人物
著名な教員
著名な出身者
ノート
外部リンク