『ウルフガイ 燃えろ狼男』(ウルフガイ もえろおおかみおとこ)は、1975年4月5日に東映で公開された日本映画。カラー、86分。千葉真一主演で、平井和正の小説『アダルト・ウルフガイ・シリーズ』から『狼は泣かず』『虎よ!虎よ!』『狼よ、故郷を見よ』を基に映画化した作品。人狼の犬神一族の末裔である犬神明を主人公にしたアクション映画。
ストーリーなどについて
- 前半は『虎よ! 虎よ!』、終盤は『狼よ、故郷を見よ』を基に構成されている。
- 中盤はJCIAに犬神明が捕獲され、生体実験を受ける。ミキも捕らえられ、マナベプロの社長を殺させることでJCIAによる暗殺者(というよりも暗殺用の道具)にされてしまう。
- 月齢15日となり犬神は脱走するが、輸血で人狼の能力を得た追っ手との死闘となる(『人狼、暁に死す』の設定が盛り込まれている)。その後、人間界に嫌気が差し、地方へ逃亡する(以下、『狼よ、故郷を見よ』に沿った展開となる)。
- ラストは犬神をミキに殺させようとするが、たかによりミキが射殺される、という展開になる。
- この作品では、「犬神が銃を撃ちまくる」、という原作と乖離する描写がある(ただし、追撃隊から奪ったものであり、所持しているわけではない)。
- ミキに扮した奈美悦子は挿入歌も担当している。
キャスト
スタッフ
ソフト化・テレビ放送など
- 2017年現在、日本ではビデオソフト化されていないものの、イギリスのArrow Video社から "Wolf Guy" のタイトルで、ブルーレイ&DVDのセット版が全米で発売されている。
- 1980年代には地上波でテレビ放送が行われたことがある。2000年9月、2016年5月、2018年10月に東映チャンネルで放送され、2017年9月にはチャンネルNECOで放送された。
- BGM集のCDが、CINEMA-KAN レーベルより「怪猫トルコ風呂」(本作と同じく馬場浩が担当)とのカップリングで発売された。
同時上映